南青山・ブルーノート、セカンド・ショウ。ぼくがこのNYサルサの大ピアニストのグループを見るのは、2002年11月18日以来。そのときは前半長々とピアノ・ソロやトランペット奏者とのデュオを聞かせたりもしたのだが、今回は最初からグループ全員でステージに上がり、笑顔でサクっと躍動表現を披露する。ほんわかしたセクション音を中心に担当するトロンボーン系奏者二人はステージ後部にいる(うち、一人は知る人ぞ知るジミー・ボッシュ。ショウが終わるとすぐに受け付け階に出て、自分のアルバムを売っていた)が、少し若目な女性フルート奏者は前に位置し、けっこうソロを取る。打楽器は3人、縦ベース、長身のリード・シンガー(エルマン・オリベーラ)とトレスと歌を担当する小柄なおじさん(ネルソン・ゴンザレス。70年代からラリー・ハーロウに雇われたりもし、リーダー作も持つ人だそう。ポール・サイモンの04年作にも名前が見られる)という布陣。ラテンの専門家ではないので細かい事は何も書けないが、フツーにうれしくなる実演でした。パルミエリはリズム・ピアノ(?)に徹し、ほとんどソロは弾かなかったんじゃないかな。もちろん、席を離れ男女で踊る人たちも散見されました。

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