世は、シルヴァー・ウィークとか。確かに、唐突に5連休とか出現したら勤め人の方々、うれしくてしょうがないだろうなー。で、ニュースでは行楽目的の人たちで空港や高速道路が混んでいることを報じたりもしているが、ぼくの周りの会社員でどっかに行きます(笑顔)とか言っている人がいないぞお。そう言うぼくも24、25日締め切りの原稿が山ほどあって、粛々と仕事しなきゃいけない。と、書きつつ、何気に人と会う予定はいろいろ入れちゃっているけど。ちゃんと、原稿仕事はこなせるのか。ほんの少し、不安~(←そこは筆の早いオレ様、一気呵成にやれば大丈夫だろうと思っている。お酒の飲み過ぎで、寝たきり老人にならないかぎりは)。

 昼下がり、米国人新進シンガー・ソングライターの簡単ライヴを見る。場所は、開店したばかりの、新宿・ブルックリンパーラー。カフェとバーと洋書やCDのセレクト・ショップを趣味良く合わせたようなけっこう広いお店で、なるほどあっちぽい小洒落た雰囲気をうまく作っている。ブルーノート東京が新たに出店したそうで、なるほどサーヴィスにはブルーノートで見る人がいる。ちゃんとステージも作られていて、今後フォーキー傾向の出し物もいろいろ企画されるのかな。この日に出たのは、LAの新進女性シンガー・ソングライターのスカイラー・フィスク。1982年生まれの彼女の母親は著名女優のシシー・スペイセクで、彼女も女優をやっていたが、近年は音楽のほうに力を入れているらしい。バンドを率いてのものながら会場の都合だろう、ベーシストも生ギターを手にし、ドラマーは簡素にフットストンプや手拍子でビート音を出す。そんな設定で、素朴な弾き語り基調表現を聞かせてくれた。
 
 そして、京王線に乗って、味の素スタジアムに。東京FCとガンバ大阪の試合を見る。0-0、まあ凡戦。知人と旧交を温めた後、赤坂のSUISENというお店に行って知り合いのジャズ・ヴォーカル実演を見る。そこに出演した渡瀬嬢は洋楽の世界ではとても有名な通訳さん。もともとR&B好きで歌を習ったら、ジャズを歌うようになってしまい、けっこう気合いを入れてのぞむようにもなり、ここにところは普通にジャズ・クラブ(実はあちこちにいろいろあるんだよね)に呼ばれる事もあるという。この晩は、自分で選んだ若手のピアノ・トリオをバックに、3ステージをやったよう(2ステージの終わり頃から見た)。身長も高い彼女は堂々のパフォーマンス。MCも余裕たっぷりだし、なにより言葉の問題/壁がない彼女の場合は最初からスタート・ラインが前にあったとは言えるだろう。ブルージィなものやラテン調が評判がいいんですと言う彼女だが、確かにその低めの歌声は小粋系ジャズ・スタンダードを軽く超えさせる存在感を持つな。

 またまたその後、先輩同業者の還暦を祝う会をやっているお店に顔を出す。知っている方が笑顔でいろいろ。先のスカイラー・フェスクが来て、2曲歌ってくれたそう。

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