クリスチャン・マクブライド。コラ・ジャズ・トリオ
2009年8月30日 音楽 72年、フィラデルフィア生まれ。16歳でNYのジュリアード音楽院に学ぶようになり、18歳ごろからビッグ・ネーム級からいろいろレコーディングに誘われ、95年以降はリーダーとしてもアルバムを出すようになる。てな、この何かと恵まれた歩みを持つ、ウッド・ベースと電気ベース両方を弾きたがるジャズ・ベーシスト(2000年11月1日、2006年9月17日、2007年12月18日)の場合は昨日書いたような先輩たちが持たざるを得なかった闇の回路はあまり抱えずに自分のやりたいことをやってきたという人だろう。
新作『カインド・オブ・ブラウン』は全ウッド・ベースで迫ったストレート・アヘッドなジャズ盤だったが、横に電気ベースを置かない今回はそのノリに100%負ったもの。演奏曲もほとんどが新作に入っていたオリジナル曲であり、編成も同様で、ピアノ、アルト・サックス(だったけかな?)、ヴァイブラフォン、ピアノ、ベース、ドラムという布陣。マクブライドが抜擢したらしいかなり若そうなヴァイブ奏者のウォーレン・ウルフとドラマーのカール・アレン(2006年1月26日)はアルバムにも入っていたプレイヤー。ウルフのマレットさばきは実にまっとう、ながらマレットを複数もっての演奏は一切しなかった。それは苦手なのか。
マクブライドは手元は見ず、軽々と鼻歌キブンで左手を指板の上に滑らし、右手でひょいひょいと爪弾き、悠々サウンドを引っ張って行く。もー、余裕だらけ。それは生理的な軽さを少し導いたりもするが、それもまた今のジャズなのサと彼は言っていた? MCで、日本のジャズ・ファンはいい、ジャズが好きでいてグルーヴも好きだから、みたいな事を言ったりもし、ご満悦。丸の内・コットンクラブ、ファースト・ショウ。
そして、ブルーノートへ異動し、コラ・ジャズ・トリオを見る。西アフリカの弦楽器コラの奏者をフロントに置き、他にピアノ奏者とパーカッショニストを擁するギネアのグループだそうだ。で、素朴できらびやかな音色を持つ楽器であるコラだが、ここでは本当にジャズ的なリード楽器として使われていてびっくり。ここで用いられているいろんな音色や奏法を生むそのコラはかなり製品として質の高そうな感じで、とてもハンド・メイドなものには見えなかったが。ピアニストもソツなくジャズ的なソロやバッキングを見せ、なるほどこれはグループ名に偽りはないナと思わされる。トラディッッショナルっぽい楽曲だけでなく、「リズマニング」や「ナウ・イズ・ザ・タイム」のような有名ジャズ・ナンバーもなんなく披露。それからコラ奏者は演奏だけでなく、甲高い西アフリカ的なヴォーカルでも大活躍。けっこう、掛け合いも見せてくれた。
新作『カインド・オブ・ブラウン』は全ウッド・ベースで迫ったストレート・アヘッドなジャズ盤だったが、横に電気ベースを置かない今回はそのノリに100%負ったもの。演奏曲もほとんどが新作に入っていたオリジナル曲であり、編成も同様で、ピアノ、アルト・サックス(だったけかな?)、ヴァイブラフォン、ピアノ、ベース、ドラムという布陣。マクブライドが抜擢したらしいかなり若そうなヴァイブ奏者のウォーレン・ウルフとドラマーのカール・アレン(2006年1月26日)はアルバムにも入っていたプレイヤー。ウルフのマレットさばきは実にまっとう、ながらマレットを複数もっての演奏は一切しなかった。それは苦手なのか。
マクブライドは手元は見ず、軽々と鼻歌キブンで左手を指板の上に滑らし、右手でひょいひょいと爪弾き、悠々サウンドを引っ張って行く。もー、余裕だらけ。それは生理的な軽さを少し導いたりもするが、それもまた今のジャズなのサと彼は言っていた? MCで、日本のジャズ・ファンはいい、ジャズが好きでいてグルーヴも好きだから、みたいな事を言ったりもし、ご満悦。丸の内・コットンクラブ、ファースト・ショウ。
そして、ブルーノートへ異動し、コラ・ジャズ・トリオを見る。西アフリカの弦楽器コラの奏者をフロントに置き、他にピアノ奏者とパーカッショニストを擁するギネアのグループだそうだ。で、素朴できらびやかな音色を持つ楽器であるコラだが、ここでは本当にジャズ的なリード楽器として使われていてびっくり。ここで用いられているいろんな音色や奏法を生むそのコラはかなり製品として質の高そうな感じで、とてもハンド・メイドなものには見えなかったが。ピアニストもソツなくジャズ的なソロやバッキングを見せ、なるほどこれはグループ名に偽りはないナと思わされる。トラディッッショナルっぽい楽曲だけでなく、「リズマニング」や「ナウ・イズ・ザ・タイム」のような有名ジャズ・ナンバーもなんなく披露。それからコラ奏者は演奏だけでなく、甲高い西アフリカ的なヴォーカルでも大活躍。けっこう、掛け合いも見せてくれた。
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