OKIDOKI

2009年7月29日 音楽
 クラリネットや小さなサックスを吹く多田葉子(2001年1月21日、他)、チューバ他の関島岳郎(2005年12月20日、他)、ギターの臼井康浩(2006年7月3日、他)、枠をスルリと超えている3人による即興ユニット。40分ぐらいの演奏を休憩を挟んで2本。思うまま、感じるままに。興味深かったのは、低音担当楽器で知られる関島が1部では各種笛を中心に吹き(チューバは最後のほうに少し吹いただけ)、2部に入るとおおくは小さな鍵盤やチープな電気音発生装置を扱っていたこと。後者は一部マイルス・デイヴィスの70年代頭的な効果音を思い出させる場合も。何やってもいいぢゃん、なのだなあ。そこには澄んだ気持ちとともに、正しい自由の行使がありました。場所は、渋谷・Bar Isshee。石田さん(青い部屋で行われている“Extreme Night”をずっと企画してもいる彼はかつてクロスビート誌でバーのエッセイ連載を持っていたことも)がやっているこの店は“投げ銭制”(いくら払うかは見る者の自由)にて、気軽にインプロ系ギグを時々やっている。みんな、もっともっと、身軽にやっていいのダ。

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