結成40周年記念!! 山下洋輔トリオ復活祭
2009年7月19日 音楽 中村誠一と森山威男とで第一期ヤマシタ・トリオを組んで40年ということで、歴代のトリオ(+1のときもある)の面々を呼んで山下トリオ/山下洋輔(1999年11月19日、2006年3月27日、他)を仁王立ちさせましょうというスペシャル・コンサート。日比谷野外音楽堂。立ち見の人がずらりで、もうフル・ハウス。客の年齢層は当然高く、拍手や声援は濁っていつつも熱い。ぼくの知っているおじいさんも嬌声上げていて、びっくり。ほんと、彼は全共闘世代にとって、トリック・スターだったのだな。69年と言えば、すでにロックがばりばりのしていたははずだが、山下トリオのフリー気味ジャズはある人たちにとっては起爆力たっぷりの枠が吹っ切れたロックでもあったのだと、その様に触れ実感。この日の演奏は深夜ながらフジTVでも放映されるようだ(8月8日)。さすが、文化人。そういえば、物販の列ももの凄かった。限定CD+DVDセットを売っていたせいかもしれないが。
出演者は山下に加え、中村(テナー)、森山(ドラム。2002年1月20日)、坂田明(アルト。2008年9月25日、他)、小山彰太(ドラム。2004年10月10日、他)、林栄一(アルト。2004年10月10日、2005年12月20日)、國仲勝男(ベース。カスタムっぽい、電気フットレス・ベースを弾いた)、故武田和命の代役の菊地成好(テナー。2007年11月7日、他)の8人。外様ですいませんという平身低頭な菊地の様(休憩の間に、司会の相倉久人と気遣いたっぷりのかけあいMCをやったりも)は普段のオレ様なリーダー・グループでの所作になれている人が見たら新鮮だったかも。
パフォーマンスは新しいほう(とは言いつつ、80年代上半期に活動は終わったはずだが)の第4期から徐々に69年に戻っていくという設定を取る。そのほうがなんとなく自然で、とっても効果的。各人それぞれそれなりに好演、なんかいろんな襞がわき上がる感じはあったはず。最後は、全員で演奏。実のところ、ぼくは山下洋輔にそれほど思い入れのある人間ではない。読書をあまりしないぼくは、文筆家としても評価の高い山下の著作を読んだこともないし。ぼくが最初に買った山下洋輔のレコードは『砂山』で、大学生のときかな。でも、それは山下洋輔だから買ったのではなくて、童謡をジャズ化しているというがどんなもんだベという興味で買ったのだった。ま、そんな聞き手ではあるけれど、触れられてよかったととっても思えた実演だったし、年長者たちの逆上せ上がりぶりも理解できました。雨が一瞬ちらつきかけたがセーフ。ながら、空には綺麗な弧を描く虹が、ダブルで出る。何から何まで祝福された公演という感を強くした。
出演者は山下に加え、中村(テナー)、森山(ドラム。2002年1月20日)、坂田明(アルト。2008年9月25日、他)、小山彰太(ドラム。2004年10月10日、他)、林栄一(アルト。2004年10月10日、2005年12月20日)、國仲勝男(ベース。カスタムっぽい、電気フットレス・ベースを弾いた)、故武田和命の代役の菊地成好(テナー。2007年11月7日、他)の8人。外様ですいませんという平身低頭な菊地の様(休憩の間に、司会の相倉久人と気遣いたっぷりのかけあいMCをやったりも)は普段のオレ様なリーダー・グループでの所作になれている人が見たら新鮮だったかも。
パフォーマンスは新しいほう(とは言いつつ、80年代上半期に活動は終わったはずだが)の第4期から徐々に69年に戻っていくという設定を取る。そのほうがなんとなく自然で、とっても効果的。各人それぞれそれなりに好演、なんかいろんな襞がわき上がる感じはあったはず。最後は、全員で演奏。実のところ、ぼくは山下洋輔にそれほど思い入れのある人間ではない。読書をあまりしないぼくは、文筆家としても評価の高い山下の著作を読んだこともないし。ぼくが最初に買った山下洋輔のレコードは『砂山』で、大学生のときかな。でも、それは山下洋輔だから買ったのではなくて、童謡をジャズ化しているというがどんなもんだベという興味で買ったのだった。ま、そんな聞き手ではあるけれど、触れられてよかったととっても思えた実演だったし、年長者たちの逆上せ上がりぶりも理解できました。雨が一瞬ちらつきかけたがセーフ。ながら、空には綺麗な弧を描く虹が、ダブルで出る。何から何まで祝福された公演という感を強くした。
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