ここ数日、相当に汗ばむ。ふう。南青山・ブルーノート東京、セカンド・ショウ。

 お、トレードマークの白い衣装が赤色に変わっている(笑い)。オイラ道をきっぱり行くキューバ生まれのかっとびピアニスト(2001年8月24日、2002年7月22日、2004年8月2日、2005年9月24日、2006年10月28日、2008年3月16日)のカルテット公演。例によって切れあるピアノ演奏のほかにもサンプラーやエレピや肉声も適時用いるソーサに加え、モラ・シラ(ヴォーカル、鳴りもの)、チルド・トーマス(電気ベース、鳴りもの、ヴォーカル)、フリオ・バレット(ドラム)という面々。実は過去2回の同所のショウもアフリーカノス・カルテット名義だったようで、ドラマーがそれぞれ変わっているが他は同じ顔ぶれだ。アフリカや中近東なんかも見渡している、娯楽的でときにスピリチュアルでもあるインタープレイを持つ都市型ワールド・ビート表現と、それは乱暴に書き留めることができるかな。そして、それを求める過程で、かつて有していたヒップホップ濃度やラテン濃度やフリー・ジャズ濃度は減じてきているのは間違いない。

 なんにせよ、昨日と同様の無条件に人を引きつける<音楽をする歓び>と、それと繋がった<心あるホスピタリティ>がこれでもかと充満していたのは間違いない。だから、ライヴ行きはやめられないのだ。



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