牧山純子

2008年12月15日 音楽
 渋谷・JZブラット、セカンド・ショウ。ドレス姿が美しいジャズ・ヴァイオリニスト、新作をフォロウするツアーのなかの1日。前見たとき(2007年11月27日)はフュージョン的なお膳立てだったが、今回は完全にアコースティックな編成(ピアノ・トリオ)にて。が、曲はスタンダード、ポップ曲、クラシック曲からオリジナルまでいろいろで、奇を衒わなくても自然に広がりのようなものは出る。ベース奏者はかつてPhat(2003年3月6日、2003年6月2日、他)で弾いていて人だ。

 アグレッシヴな曲をやったあと、使っているヴァイオリンは1700年代のものでまさかこんな曲を弾かされるとは思っていないはず、というようなことをMCで言っていたが、なるほどナ。いろんな感じで流麗に歌うヴァイオリンの音色に触れながら、クラシックの世界においては花形である、このハンディな楽器の不思議さに頭がふわんとしちゃう。あー、いろんな楽器や様式があり、山ほどの積み重ねがあり、それを踏まえての創意工夫がある……。



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