ディーン・ブラウン・トリオ。アトミック
2008年12月7日 音楽 緑色のチームの下部リーグ降格を祝うかのように、もう晴天であったな。ながら、4時過ぎに家を出るときにはかなり気温が下がっている。オレはNYの街角を歩いているんだと思うことにする(冬はそう思うようにする事あり。気がまぎれます)。
マーカス・ミラー・バンドでおなじみのギタリストのディーン・ブラウン、ヴェテランやんちゃ電気ベーシストのウィル・リー、P-ファンク出身の重量級ドラマーのデニス・チェンバース(バスドラみたいな大きさのものをタムとしてセッティングしていた)。人気奏者3人による実演、丸の内コットン・クラブ。ファースト・ショウ。ディーン・ブラウンの何年か前に出たリーダー作はけっこうヴォーカル・ナンバーが少なくなく、しかも巧みなP-ファンク崩しを見せる曲も印象に残ったりし、ウィル・リーも歌うのは嫌いじゃないし(15年前ぐらいにベン・シドランのゴー・ジャズ・レーベルから出た彼のヴォーカル・アルバムは好盤だった)。てなわけで、けっこうヴォーカル部も持つファンク傾向のパフォーマンスになると思ったら……インスト主体〜フュージョン傾向にあるものだった。いろんな奏法を見せるブラウンといろんな音色をお茶目に出すリーをがっちりチェンバースが受けとめる、そしておおまかなアウトラインにそっていろいろと流れていく、とも説明できそうな演奏はしっかり芯と視点と機転を持つもので、ニコっと接っすることが出来るものだった。ジミ・ヘンドリックス曲とザ・ビートルズ曲の工夫あるカヴァー曲ではリーが歌う。なんでもライヴ・レコーディングされたそう。ディーンのなかで、特別仕立てのライヴ、という認識があったということか。
続いて、新宿・ピットインでアトミック(2005年4月12日)。もうリアルにインプロヴァイズする現代ジャズ最高峰にある集団だが、無駄にソロは垂れ流しぜす、曲の長さは過剰に長くない。発展の種を敷き詰めたイケてるテーマ部の作り方にまず感心しちゃうし、二管の絡みを主体とする贅肉を沿いだ全体インプロイヴィゼイションのありかたがおいしくも、今を感じさせるジャズ・クインテットであるのだと再確認。個別の拍手は、ドラマーのポール・ニルセン・ラヴ(2008年9月25日)へのものが一番高かったような。やっぱり、シビれる存在。関係ないけど、エリック・ドルフィーの“5スポット”がここ数年、ときに無性に聞きたくなるワタシ。モンクとかミンガスとかオーネットとかの名前がまず出てくるぼくだが、理想のジャズはと問われれば今ならドルフィーの同ライヴ盤を挙げる可能性大。家にあるアナログは、別売されているのを一緒にまとめた3枚組ボックス。だいぶ昔に買ったものだが、当初は難しいなあ、とらえどころがないなあと思ったはずだ。
マーカス・ミラー・バンドでおなじみのギタリストのディーン・ブラウン、ヴェテランやんちゃ電気ベーシストのウィル・リー、P-ファンク出身の重量級ドラマーのデニス・チェンバース(バスドラみたいな大きさのものをタムとしてセッティングしていた)。人気奏者3人による実演、丸の内コットン・クラブ。ファースト・ショウ。ディーン・ブラウンの何年か前に出たリーダー作はけっこうヴォーカル・ナンバーが少なくなく、しかも巧みなP-ファンク崩しを見せる曲も印象に残ったりし、ウィル・リーも歌うのは嫌いじゃないし(15年前ぐらいにベン・シドランのゴー・ジャズ・レーベルから出た彼のヴォーカル・アルバムは好盤だった)。てなわけで、けっこうヴォーカル部も持つファンク傾向のパフォーマンスになると思ったら……インスト主体〜フュージョン傾向にあるものだった。いろんな奏法を見せるブラウンといろんな音色をお茶目に出すリーをがっちりチェンバースが受けとめる、そしておおまかなアウトラインにそっていろいろと流れていく、とも説明できそうな演奏はしっかり芯と視点と機転を持つもので、ニコっと接っすることが出来るものだった。ジミ・ヘンドリックス曲とザ・ビートルズ曲の工夫あるカヴァー曲ではリーが歌う。なんでもライヴ・レコーディングされたそう。ディーンのなかで、特別仕立てのライヴ、という認識があったということか。
続いて、新宿・ピットインでアトミック(2005年4月12日)。もうリアルにインプロヴァイズする現代ジャズ最高峰にある集団だが、無駄にソロは垂れ流しぜす、曲の長さは過剰に長くない。発展の種を敷き詰めたイケてるテーマ部の作り方にまず感心しちゃうし、二管の絡みを主体とする贅肉を沿いだ全体インプロイヴィゼイションのありかたがおいしくも、今を感じさせるジャズ・クインテットであるのだと再確認。個別の拍手は、ドラマーのポール・ニルセン・ラヴ(2008年9月25日)へのものが一番高かったような。やっぱり、シビれる存在。関係ないけど、エリック・ドルフィーの“5スポット”がここ数年、ときに無性に聞きたくなるワタシ。モンクとかミンガスとかオーネットとかの名前がまず出てくるぼくだが、理想のジャズはと問われれば今ならドルフィーの同ライヴ盤を挙げる可能性大。家にあるアナログは、別売されているのを一緒にまとめた3枚組ボックス。だいぶ昔に買ったものだが、当初は難しいなあ、とらえどころがないなあと思ったはずだ。
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