アトランティック・スター
2008年4月15日 さわやかな日。まだ湿度も低く、こういう日が1年の半分を占めたらうれしいのに。丸の内・コットンクラブ、ファースト・ショウ。NYのヴェテラン・ソウル・グループ(といっても、オリジナル・メンバーはルイス兄弟だけなので、おやじバンドっぽくない)、2年ぶり来日公演だ。前回はまず観客の反応に驚かされるとともに感激もさせられた(2006年4月25日)が、この回はそれから比べるとけっこうおとなし気味だったナ。やっぱり、日によってそういうことはばらつきがあるのだと思う。そして、それはパフォーマンスも同様か。リードを取ったりハモったりする女性1/男性2の3人の赤と黒基調の格好をしたシンガー陣、キーボード2、ギター、ベース、ドラムという布陣は前回と同様ながら、今回のほうが濃いように思えた。ぼくは実演だけなら、今回のほうがうれしく感じたな。後半、メンバー紹介を兼ねて、プレイヤー陣が短めにソロを披露したりもしたが、ギター(そのとき付けたお茶目な電飾メガネ、素敵でした)、ベース、ドラムはなかなか確か。で、ついでに出身地を紹介するのだが、みんなNYとワシントンDCの間のイースト・コースト出身のようでへえ。普通はもう少し、出身地が散るものだが。洗練されてたりメロディアスさを持ていたりする(デュエットぽい仕立ての曲も少なくいない)その音楽性はそれほどイーストコーストぽいとは思わないけど、ルイス兄弟はそういう属性でまとめることに留意しているのか。ま、都会的な何かをしっかりと孕むグループであることは間違いありません。
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