ジ・アルバム・リーフ、ピンバック
2008年2月29日 温かい日。忙しいけど(仕事をこなすため、6時半起き)、ほのかにココロ弾む。
LAから車を2時間ほど飛ばすと、カリフォルニア国境の観光も盛んなサンディエゴにつく。すぐ鼻の先はメキシコで、猥雑な街ティファナがある。夜には用事があったのでハマるとまずいと思ってティファナまでは行かなかったが、15年ぐらい前にサンディエゴまでドライヴしたことがあった(元気だったなー、と目を細める……)。大都市(シスコより、人口多いらしい)だがなんかのんびりした開放感がある街で、いい印象を持ったっけ。そのサンディエゴをベースとするロック・アクトが二つつるんだ公演、恵比寿・リキッドルームにて。両者とも90年代後半の結成であり、マルチ・プレイヤー系人物が主導したりもしてて、音楽性は違うけどなにかと関わりがあっても不思議ではない。
最初に出たのは、ジ・アルバム・リーフ。キーボード担当の中心人物に加え、ヴァイオリン/キーボード、ギター(だと思う、あー視力が落ちているナ)/キーボード、ドラムという編成にての実演。ヴォーカル曲も1部披露したが、総じてはポスト・ロックなんて呼ばれたりもする、含みと刺激の種を持つインスト表現を提示。音色にせよ、ビートにせよそこそこ今っぽいが、使用する楽曲の情けなさは一体なんなのか。もう、お涙ちょうだい的なセンチメンタリズムに凝り固まった単純なそれ(ぼくは、それを少女趣味といいたくなる)にはトホホ。それ、かつてニューエイジ・ミュージックと呼ばれた、ロック・エイジによるムード・ミュージック表現(プログレッシヴ・ロックの担い手たちも、そっちに流れた)曲調と寸分たがわず。方向性は分かるが、ぼくにはナッシング。映像がステージ背後に映し出されていて、それ肉眼だとどうってことないが、モニター(ここ、いくつも置いてあったっけ?)で見るとけっこういい感じ。へえ。
休憩時、キャプテン・ビーフハートが流される。ウヒヒ。で、経歴豊かな二人組ユニットなはずの、ピンバックが登場。こちらは、リード・ヴォーカル/ギターを中心に、キーボード、キーボード/ギター、ベース、ドラムといった編成(だったかな)。ニューウェイヴ・ポップを今の世代の息づかいでやっているという感じか。アルバムを聞くと、少しザ・ポリスっぽい感じを与える部分もあったが、実演だとそういう局面はなし。こぼれ出る歌心はたっぷりで、ある意味、それはメインストリーム的かもしれぬと感じたか。
両方の出演者とも文化系的な感じを与える人たちで、ガハハな野卑さとは無縁。軍港なんかもあって荒々しいイメージもある(ロングビーチと混同している?)サンディエゴだが、行ったときにけっこう洗練されてんじゃんと思ったことを、ぼくはぽわーんと酔った頭のなかで思い出した。
LAから車を2時間ほど飛ばすと、カリフォルニア国境の観光も盛んなサンディエゴにつく。すぐ鼻の先はメキシコで、猥雑な街ティファナがある。夜には用事があったのでハマるとまずいと思ってティファナまでは行かなかったが、15年ぐらい前にサンディエゴまでドライヴしたことがあった(元気だったなー、と目を細める……)。大都市(シスコより、人口多いらしい)だがなんかのんびりした開放感がある街で、いい印象を持ったっけ。そのサンディエゴをベースとするロック・アクトが二つつるんだ公演、恵比寿・リキッドルームにて。両者とも90年代後半の結成であり、マルチ・プレイヤー系人物が主導したりもしてて、音楽性は違うけどなにかと関わりがあっても不思議ではない。
最初に出たのは、ジ・アルバム・リーフ。キーボード担当の中心人物に加え、ヴァイオリン/キーボード、ギター(だと思う、あー視力が落ちているナ)/キーボード、ドラムという編成にての実演。ヴォーカル曲も1部披露したが、総じてはポスト・ロックなんて呼ばれたりもする、含みと刺激の種を持つインスト表現を提示。音色にせよ、ビートにせよそこそこ今っぽいが、使用する楽曲の情けなさは一体なんなのか。もう、お涙ちょうだい的なセンチメンタリズムに凝り固まった単純なそれ(ぼくは、それを少女趣味といいたくなる)にはトホホ。それ、かつてニューエイジ・ミュージックと呼ばれた、ロック・エイジによるムード・ミュージック表現(プログレッシヴ・ロックの担い手たちも、そっちに流れた)曲調と寸分たがわず。方向性は分かるが、ぼくにはナッシング。映像がステージ背後に映し出されていて、それ肉眼だとどうってことないが、モニター(ここ、いくつも置いてあったっけ?)で見るとけっこういい感じ。へえ。
休憩時、キャプテン・ビーフハートが流される。ウヒヒ。で、経歴豊かな二人組ユニットなはずの、ピンバックが登場。こちらは、リード・ヴォーカル/ギターを中心に、キーボード、キーボード/ギター、ベース、ドラムといった編成(だったかな)。ニューウェイヴ・ポップを今の世代の息づかいでやっているという感じか。アルバムを聞くと、少しザ・ポリスっぽい感じを与える部分もあったが、実演だとそういう局面はなし。こぼれ出る歌心はたっぷりで、ある意味、それはメインストリーム的かもしれぬと感じたか。
両方の出演者とも文化系的な感じを与える人たちで、ガハハな野卑さとは無縁。軍港なんかもあって荒々しいイメージもある(ロングビーチと混同している?)サンディエゴだが、行ったときにけっこう洗練されてんじゃんと思ったことを、ぼくはぽわーんと酔った頭のなかで思い出した。
コメント