アッシュ・グランワルド、ケラー・ウィリアムズ。アラン・トゥーサン
2007年10月21日 代官山・ユニット。ぼくのいる間、ずうっとバー・カウンターは列になっ
ていた。コノ晩ハ飲ム人ガ多カッタノダローカ? まず、オーストラリアの
現代“一人行為”ブルース・マンのアッシュ・グランワルドが登場。ボブ・
ログ三世(1999年10月17日)みたいにエフェクターや機材をうまくつかっ
て、一人で暴走ブルーズ表現を展開する人。オーストラリアのバイロンベイ
・ブルース・フェス(4月9日)ですでに見ているが、あんときより無骨、
線が太いと思ったか。声もデカいしね。途中で、友人のカリスマ・サーファ
ーであるデイヴ・ラスタヴィッチが加わりパーカッションを控え目に叩く。
40分ぐらいのパフォーマンスだったかな。
そして、“一人ジャム・バンド”なんて言われるケラー・ウィリアムズ。
中央のマイク・スタンドの左右に、ギターとベースが横に立てかけてある。
生ギターを弾きながら歌う彼はかなりまっとう。それだけでも、ファンを得
る質をもっているはず。が、彼はそれに終わらず、ギター音や歌に効果をか
け、リズム音もだし、左右の加工ギター音とベース音もサンプリングし、バ
ンドというしかない音ともにパフォーマンスを展開したりもする。おお、前
回来日時(2000年12月17日)と比べものにならないぐいらい機械の使い方
が巧みになっている。アクロバティックという言い方もできるかもしれない
が、危なげなし。日々、研鑽しているのか。なんか見た目が若々しく、酔狂
ではあるが、フレッシュに事にあたっていますという風情を彼はとても出し
ていたな。客からもすごい受けかたでした。が、途中で退出し、六本木に向
かう。さすが日曜夜は道がすいていて、タクシーで10分もかかからなかった。
六本木・ビルボードライブ東京。出演者はニューオーリンズの名プロデユ
ーサー/ソングライターで、ソロ表現にも得難い魅力を示してきたアラン・
トゥーサン(2006年5月31日、2006年6月1日)。サックス(サイド・ヴォ
ーカルも取る)、電気ベース、ドラムを従えてのパフォーマンス。なんか、
なんとなくいまいちドラムが気にいらないと思ったものの、今回のギグだけ
で組まれたバンドではなさそう。結構緩急つけたバッキングをするし、急に
終わったり別な曲に移っても涼しい顔して彼らはついてくるし。途中、メド
レー的につないだピアノ・ソロ的なパートもあったが、そうした気儘な鼻唄
キブンのパフォーマンスこそはこのニューオーリンズ粋人の真骨頂と思わす
ものがあたったな。そこには、ミシシッピー川岸の心地よいそよ風が吹いて
いた、なーんて。ラベルに書いてプロデュースした「レディ・マーマレード
」はさすが歌詞が歌詞だけ(エッチなの)にインストにて。同ザ・ポインタ
ー・シスターズの「イエス・ウィ・キャン・キャン」はちゃんと歌った。と
かなんとか、前回以上に自由自在という感じ。
とにもかくにも、いい曲が次々。メロディアスさとリズミックさをマジカ
ルに両立させたそうした曲群に触れながら、トゥーサンの事を大好きでかつ
て絡みたがったポール・マッカートニーの事を思い出す。結局、絶頂期のベー
シスト=マッカートニーが求めたことも、そういう事だったんだろうな。ア
ンコールが終わった後、彼は1階客席部を握手してぐるり回る。ああ、愛の
人。とっても満足げにやっていたし、来年も来るよと言っていた。触れて損
はなし、毎年でもニューオーリンズが生んだ至宝を味わいたい。とともに、
またニューオーリンズ(2007年2月2日〜6日)行きたくなってしょうがな
くなった。
月曜にもトゥーサンのライヴはあるが、ウィリアムズのショウを半端にし
てこの日に見てしまったのは、火曜からスペイン行きなため。ぜんぜん仕事
が片づいていない。なんだかんだで、まだのべ400 字X50枚書かなくてはい
けない。ううぇ〜ん。今年は海外渡航が多かったが、けっこうスラスラこな
したのになあ。元々、海外に出てまで仕事をするほど勤勉ではないし(とい
うか、違う環境にいて遊び呆けないほうがウソでしょう)、ワープロ/PC
の類も持って出ないワタシは絶対に片付けなくてはいけない。しかも、ちょ
い風邪ひいちゃってて、少しナーバス。わわ。
ていた。コノ晩ハ飲ム人ガ多カッタノダローカ? まず、オーストラリアの
現代“一人行為”ブルース・マンのアッシュ・グランワルドが登場。ボブ・
ログ三世(1999年10月17日)みたいにエフェクターや機材をうまくつかっ
て、一人で暴走ブルーズ表現を展開する人。オーストラリアのバイロンベイ
・ブルース・フェス(4月9日)ですでに見ているが、あんときより無骨、
線が太いと思ったか。声もデカいしね。途中で、友人のカリスマ・サーファ
ーであるデイヴ・ラスタヴィッチが加わりパーカッションを控え目に叩く。
40分ぐらいのパフォーマンスだったかな。
そして、“一人ジャム・バンド”なんて言われるケラー・ウィリアムズ。
中央のマイク・スタンドの左右に、ギターとベースが横に立てかけてある。
生ギターを弾きながら歌う彼はかなりまっとう。それだけでも、ファンを得
る質をもっているはず。が、彼はそれに終わらず、ギター音や歌に効果をか
け、リズム音もだし、左右の加工ギター音とベース音もサンプリングし、バ
ンドというしかない音ともにパフォーマンスを展開したりもする。おお、前
回来日時(2000年12月17日)と比べものにならないぐいらい機械の使い方
が巧みになっている。アクロバティックという言い方もできるかもしれない
が、危なげなし。日々、研鑽しているのか。なんか見た目が若々しく、酔狂
ではあるが、フレッシュに事にあたっていますという風情を彼はとても出し
ていたな。客からもすごい受けかたでした。が、途中で退出し、六本木に向
かう。さすが日曜夜は道がすいていて、タクシーで10分もかかからなかった。
六本木・ビルボードライブ東京。出演者はニューオーリンズの名プロデユ
ーサー/ソングライターで、ソロ表現にも得難い魅力を示してきたアラン・
トゥーサン(2006年5月31日、2006年6月1日)。サックス(サイド・ヴォ
ーカルも取る)、電気ベース、ドラムを従えてのパフォーマンス。なんか、
なんとなくいまいちドラムが気にいらないと思ったものの、今回のギグだけ
で組まれたバンドではなさそう。結構緩急つけたバッキングをするし、急に
終わったり別な曲に移っても涼しい顔して彼らはついてくるし。途中、メド
レー的につないだピアノ・ソロ的なパートもあったが、そうした気儘な鼻唄
キブンのパフォーマンスこそはこのニューオーリンズ粋人の真骨頂と思わす
ものがあたったな。そこには、ミシシッピー川岸の心地よいそよ風が吹いて
いた、なーんて。ラベルに書いてプロデュースした「レディ・マーマレード
」はさすが歌詞が歌詞だけ(エッチなの)にインストにて。同ザ・ポインタ
ー・シスターズの「イエス・ウィ・キャン・キャン」はちゃんと歌った。と
かなんとか、前回以上に自由自在という感じ。
とにもかくにも、いい曲が次々。メロディアスさとリズミックさをマジカ
ルに両立させたそうした曲群に触れながら、トゥーサンの事を大好きでかつ
て絡みたがったポール・マッカートニーの事を思い出す。結局、絶頂期のベー
シスト=マッカートニーが求めたことも、そういう事だったんだろうな。ア
ンコールが終わった後、彼は1階客席部を握手してぐるり回る。ああ、愛の
人。とっても満足げにやっていたし、来年も来るよと言っていた。触れて損
はなし、毎年でもニューオーリンズが生んだ至宝を味わいたい。とともに、
またニューオーリンズ(2007年2月2日〜6日)行きたくなってしょうがな
くなった。
月曜にもトゥーサンのライヴはあるが、ウィリアムズのショウを半端にし
てこの日に見てしまったのは、火曜からスペイン行きなため。ぜんぜん仕事
が片づいていない。なんだかんだで、まだのべ400 字X50枚書かなくてはい
けない。ううぇ〜ん。今年は海外渡航が多かったが、けっこうスラスラこな
したのになあ。元々、海外に出てまで仕事をするほど勤勉ではないし(とい
うか、違う環境にいて遊び呆けないほうがウソでしょう)、ワープロ/PC
の類も持って出ないワタシは絶対に片付けなくてはいけない。しかも、ちょ
い風邪ひいちゃってて、少しナーバス。わわ。
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