大西順子

2007年9月7日
 90年代に米国ブルーノート・レコードから5枚のアルバムを出すなどワー
ルド・ワイドな活動をしていたジャズ・ピアニストながら、00年に突然引退
してしまった女性(1999年10月9日)。近年また演奏しはじめたという話
は聞いていたが、アルバム等はリリースしてはいない。南青山・ブルーノー
ト東京。ぼくはファースト・ショウを見るが、ジャズ側の知り合いといろい
ろ会う。やはり、彼女の真価を認め、その復活を待つ人が少なくないのだろ
う。

 レジナルド・ヴィール(2004年9月7日)とハーリン・ライリー(2000年
3月9日)、彼女のザ・ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ盤と同じベー
シストとドラマーを呼んでのもの。かなり秀逸なリズム隊演奏に乗り、彼女
は気持ち良さそうに指を踊らす。いろんな表情を持つ演奏を明快に、するす
ると。大人になったという言い方も出来るだろうが、かつての業の深さのよ
うなものは出さなくなっているかな。そこらへん、ほんの少し残念に感じた
かも。さあ、これからどーなるか、、、。

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