熱烈な反応アリ。いいファンがついているな。それを受けて、サラスも実
に嬉しそう。実は公演評を受けてなかったら、スター・パインズ・カフェで
の、映画『ミュージック・クバーナ』(2006年4月20日)でも存在の面白さ
を示していたキューバン・ラッパーのテルマリーの公演をぼくは見にいって
いたはず。でも、こっちも見たら見たで、来て良かったナという心持ちにな
れました。

 今回はきっちり、トリオ編成にて。88年にトリオ編成のカラーコードでア
イランドからデビューしたときはとにかくやられ、こいつこそは今後のロッ
クを引っ張っていく最たる存在だァと逆上せまくったわけだが、以降あれを
超えるものは何も出していないのを、この晩の実演で確認。くわえて、レッ
ド・ツッペリン的ファンク性やジミ・ヘンドリックス噴出感をはじめとする
ロックとして変わらなくていいものを彼はきっちりと出せる存在であり、そ
れだけで存在意義がある人であるのだよなあとも思ったわけだが。本編1時
間。アンコールは2度で5曲やって30分ぐらいやったか。

 そのギター演奏に触れながら、ギターは男根であり、フラッシィなソロは
迸る精液とつながるものなんだろうなあと思う。男性はそれを能動的に感じ
るし、女性は受動的に感じる......。まだ出演者リストには入ってないよう
だが、フジ・ロックでまた会おう、というMCで公演を締めた。

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