ヨ・ラ・テンゴ

2007年2月19日
 ぼくがこのいかにもイースト・コーストな3人組ロック・バンドを見るの
は、サン・ラーのメンバーが客演した03年のフジ・ロック・フェスティヴァ
ル以来。渋谷・Oイースト。しなきゃならない仕事のプレッシャーのなか(
青息吐息気味、10日ぶりのライヴ行きだ)、知人たちとお酒を酌み交わしな
がら、楽しく見る。

 見聞が広く、確かな視点がうかがえる、大人のパフォーマンス。ときに持
ち楽器を変えつつ、いろんなタイプの楽曲を送りだしていく様はまこと共感
できる。どこかに心の嵐を残したいという(ソニック・ユース状態のときも
あったが、それは逆にすこし予定調和に思えたナ)気持ちや、まずは自分た
ちで楽しまなきゃという澄んだ気持ちを感じさせるのもいい。だからこその
得難い歌心もあるし。はやグループを組んで20年強、技量はプロだけど、ノ
リとしては青臭さを保ちつつバンドが続いているという事に拍手。

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