リトル・バーリー
2006年12月11日 黒っぽいブリティッシュ・ロックの期待の星と言えるだろうこのトリオ・
バンドのことをぼくは初来日のとき(05年6月6日)いらい見るが、成長し
ていたな。まず、バーリー・ギャドガンの第一声からいい感じ。良い声して
るじゃん、と素直に思えた。とともに、堂々と客と対していて、だいぶステ
ージ慣れしてきていることにも、すぐに納得。ドラマーが代わり、バンドの
総合ルックス良好度がぐんと上がっていて、それもめでたし? それにして
も、3人とも前髪がかなり目にかかるヘア・スタイルを採用してるんだよな
ー。
セカンド作ではジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンやゴ
リラズのプロデュースでもお馴染みのヒップホップ畑のダン・ジ・オートメ
イターを制作者にすえ、まっすぐなだけがその行き方ではなく、屈折した視
点でブルースやR&Bを見ることもできることを示した彼らだったが、ライ
ヴ・パフォーマンスにおいては1作目と2作目で示した持ち味の間を行って
いたという感じか。バンドの音質や絡みはストレートだったけど、全体的な
感触は以前ほど例えばフリーやハンブル・パイを想起させるところはなかっ
たから。彼らは憧れとなる対象との距離をもっと巧みに取ることを学んでい
て、より自分たちならではの回路を待ちつつある事をぼくは痛感した。
また、曲によっては、ジミ・ヘンドリックスもしっかり研究しているんだ
なと思わせたのは新しいポイント。そんなことをさらりと出すギャドガンは
、やはりギターが上手い。でも、そんなにソロは取らなくて、彼らはどの曲
も楽曲をコンパクトに纏める。もう少しメリハリをつけたほうが聞き手は盛
り上がれるとは思うが、それも彼らの流儀か。
渋谷・クラブクアトロ。会場は満員で、かなり受けていた。特別にファン
キーなバンドとは思わないが、ぼくも聞いてて自然に腰が揺れちゃった。へ
へ。それは、3人の音がちゃんと肉感的で、揺れていたから。やはり、彼ら
はロックとしての決定的な何かを持つ、応援したい、貴重な英国バンドだと
思う。
バンドのことをぼくは初来日のとき(05年6月6日)いらい見るが、成長し
ていたな。まず、バーリー・ギャドガンの第一声からいい感じ。良い声して
るじゃん、と素直に思えた。とともに、堂々と客と対していて、だいぶステ
ージ慣れしてきていることにも、すぐに納得。ドラマーが代わり、バンドの
総合ルックス良好度がぐんと上がっていて、それもめでたし? それにして
も、3人とも前髪がかなり目にかかるヘア・スタイルを採用してるんだよな
ー。
セカンド作ではジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンやゴ
リラズのプロデュースでもお馴染みのヒップホップ畑のダン・ジ・オートメ
イターを制作者にすえ、まっすぐなだけがその行き方ではなく、屈折した視
点でブルースやR&Bを見ることもできることを示した彼らだったが、ライ
ヴ・パフォーマンスにおいては1作目と2作目で示した持ち味の間を行って
いたという感じか。バンドの音質や絡みはストレートだったけど、全体的な
感触は以前ほど例えばフリーやハンブル・パイを想起させるところはなかっ
たから。彼らは憧れとなる対象との距離をもっと巧みに取ることを学んでい
て、より自分たちならではの回路を待ちつつある事をぼくは痛感した。
また、曲によっては、ジミ・ヘンドリックスもしっかり研究しているんだ
なと思わせたのは新しいポイント。そんなことをさらりと出すギャドガンは
、やはりギターが上手い。でも、そんなにソロは取らなくて、彼らはどの曲
も楽曲をコンパクトに纏める。もう少しメリハリをつけたほうが聞き手は盛
り上がれるとは思うが、それも彼らの流儀か。
渋谷・クラブクアトロ。会場は満員で、かなり受けていた。特別にファン
キーなバンドとは思わないが、ぼくも聞いてて自然に腰が揺れちゃった。へ
へ。それは、3人の音がちゃんと肉感的で、揺れていたから。やはり、彼ら
はロックとしての決定的な何かを持つ、応援したい、貴重な英国バンドだと
思う。
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