ジャズ・ピアトニストとのデュオで行った前回公演(2005年9月2日)と
異なり、ちゃんとバンドを連れてのもの。前と同じ21歳童顔ピアニストに加
え、縦ベース、ドラム、エレクトリック・ギター(ときに、生理的に爆裂し
たソロを取る)というサポートのもと、アコースティック・ギターを持って
彼女は歌う。なんでも、この4月から(同月に米国ではデビュー・アルバム
を出した)いろいろと回っているらしい。編成が異なっているから違って聞
こえて当然なのだが、ロックっぽくなったナという印象を持つ。それは本人
も認知していることで、次作でやってほしいプロデューサーで頭に浮かぶ人
は誰なのと聞いたら、まずナイジェル・ゴッドリッチ(レイディオヘッド、
U2、ポール・マッカトニー他)の名前を出した。来年はボナルーに出るこ
とが決定しているとか。ともあれ、そうであっても頑にアップライト・ベー
ス奏者を起用しているのは非常に共感するところ。歌い方はジャジーという
より、今回はとてもソウルに影響を受けた歌い方をするんだと感じた。ただ
、声が全然黒っぽくないだけで。来年の3月には18歳になるので、そしたら
親元を離れNYに出るのだとか。一人で? それとも誰かと一緒に暮らすのと
という問いには、悪戯っぽく答えを濁しました。

 丸の内・コットンクラブ。セカンド・ショウを見たが通常よりも1時間早
い8時半のスタート。その理由をお店の人に聞いたら、未成年だからとのこ
と。ちなみに、本国ではフツーに夜遅くもショウをやっているそう。

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