コールドプレイ
2006年7月18日 ひどく雨の降る日(でも、久しぶりに涼しい)、九段下・日本武道館。2
日間公演のうちの初日。満員。やっぱ人気あるのだなー(駐車場には、非首
都圏ナンバーの車もそれなりに留まっていた)。でも、ぼくにとって、彼ら
はいまいち縁遠いバンドだった。なんか、きっちりと聞く機会もなく、勘(
ぼくを、動かしている一番大きなもの?)により多大な興味も持てず、なん
となくぼくは傍観者でいいやと思うまま現在にいたっていたのだ。プロの言
いぐさではないかもしれぬが、でも、そういう事ってあるよな。人間、すべ
てをカヴァーするのも無理だし。
結論から言うと、とっても感心した。やっぱり、売れているバンドは本当
にすごいとも思えた。まず、見せ方が適切、いや卓越していた。客電が消え
る前には地味な配置だなと思えたステージ・デザインであったが、暗くなっ
て始まるとうわあ。背後に置かれた細長いヴィジョン(映される映像も非常
に素晴らしい)や多彩な照明の用い方(それは、渋さと派手さをうまく行き
来するもの)なんかが絶妙にかみ合って、今のロック・バンド像をうまく表
出すことに成功していた。途中に2階後方から、ドデカい風船がいっぱい落
ちてきたりとか、エンターテインメント性を持たせることにも抜かりない。
なんか、レイディオヘッド(2001年10月4日、2004年4月18日)やシ
ガー・ロス(2003年4月14日、2006年4月5日)らが持つ今様な美意識をも
っと砕けた感じで出すことが出来ていた、とも書けるかな。しかし、すごい
な、コイツらまだ20代だもんな。
で、音楽のほうも悪くない(なんで、ぼくは敬遠していたのか)。まず感
心したのは、きっちりバンドの演奏をしていたこと。なんとなく、テクノロ
ジー音も多用するバンドというイメージを持っていたが、ちゃんと生身の人
間が演奏しているという質感をしっかりと出していた。それは、彼らが(ギタ
ー・バンドとしての)U2に強く影響を受けている事実をぽっかりと浮き彫
りにするものでもあった。フロント・マンのクリス・マゥーティンの裏声も
うまく使う歌声も良く聞こえたナ。彼(キーボードやギターを持って歌う時
も。全ては彼を中心にショウは展開する)、今時珍しいぐらいに(レトロな
タイプとも言える)ステージ上を動き、見栄を切ったポージングをする。で
も、それも全然ワザとらしいものではなく、ロック様式としてこういうモノ
もアリだと思わせられた。
終盤2曲、U2やストーンズ(2003年3月15日)がそうであるように、
ステージ前方にメンバーが出てきて中央に固まり、アコースティックのりで
演奏。それを見て、本当はステージの出島のようなところでそれが行われる
のかとも感じ、海外ではもっと大きなスタジアム級の会場で彼らはライヴを
しているのかもと思う。曲によっては、観客は当人たちに合わせてけっこう
合唱状態。
知人にコールドプレイに行くんだと聞いたら「あ、そう」とつれない返事
を過去は返したと思うが、今だったら「いい、ライヴ・バンドだよねえ」と
笑顔でぼくは応えを返すと思う。また来たら、また見に行きたい。
夜半、帰宅して、なに気にTVをつけると、この前教会でやった(2006年
5月31日)中島美嘉とアラン・トゥーサン(2006年6月1日)の共演ライヴ
の模様を放映してて、びっくり。その来日時に収録しただろう対談の映像も
。芸能界流儀にソツなく合わせるトゥーサンって、度量がデカいな。
日間公演のうちの初日。満員。やっぱ人気あるのだなー(駐車場には、非首
都圏ナンバーの車もそれなりに留まっていた)。でも、ぼくにとって、彼ら
はいまいち縁遠いバンドだった。なんか、きっちりと聞く機会もなく、勘(
ぼくを、動かしている一番大きなもの?)により多大な興味も持てず、なん
となくぼくは傍観者でいいやと思うまま現在にいたっていたのだ。プロの言
いぐさではないかもしれぬが、でも、そういう事ってあるよな。人間、すべ
てをカヴァーするのも無理だし。
結論から言うと、とっても感心した。やっぱり、売れているバンドは本当
にすごいとも思えた。まず、見せ方が適切、いや卓越していた。客電が消え
る前には地味な配置だなと思えたステージ・デザインであったが、暗くなっ
て始まるとうわあ。背後に置かれた細長いヴィジョン(映される映像も非常
に素晴らしい)や多彩な照明の用い方(それは、渋さと派手さをうまく行き
来するもの)なんかが絶妙にかみ合って、今のロック・バンド像をうまく表
出すことに成功していた。途中に2階後方から、ドデカい風船がいっぱい落
ちてきたりとか、エンターテインメント性を持たせることにも抜かりない。
なんか、レイディオヘッド(2001年10月4日、2004年4月18日)やシ
ガー・ロス(2003年4月14日、2006年4月5日)らが持つ今様な美意識をも
っと砕けた感じで出すことが出来ていた、とも書けるかな。しかし、すごい
な、コイツらまだ20代だもんな。
で、音楽のほうも悪くない(なんで、ぼくは敬遠していたのか)。まず感
心したのは、きっちりバンドの演奏をしていたこと。なんとなく、テクノロ
ジー音も多用するバンドというイメージを持っていたが、ちゃんと生身の人
間が演奏しているという質感をしっかりと出していた。それは、彼らが(ギタ
ー・バンドとしての)U2に強く影響を受けている事実をぽっかりと浮き彫
りにするものでもあった。フロント・マンのクリス・マゥーティンの裏声も
うまく使う歌声も良く聞こえたナ。彼(キーボードやギターを持って歌う時
も。全ては彼を中心にショウは展開する)、今時珍しいぐらいに(レトロな
タイプとも言える)ステージ上を動き、見栄を切ったポージングをする。で
も、それも全然ワザとらしいものではなく、ロック様式としてこういうモノ
もアリだと思わせられた。
終盤2曲、U2やストーンズ(2003年3月15日)がそうであるように、
ステージ前方にメンバーが出てきて中央に固まり、アコースティックのりで
演奏。それを見て、本当はステージの出島のようなところでそれが行われる
のかとも感じ、海外ではもっと大きなスタジアム級の会場で彼らはライヴを
しているのかもと思う。曲によっては、観客は当人たちに合わせてけっこう
合唱状態。
知人にコールドプレイに行くんだと聞いたら「あ、そう」とつれない返事
を過去は返したと思うが、今だったら「いい、ライヴ・バンドだよねえ」と
笑顔でぼくは応えを返すと思う。また来たら、また見に行きたい。
夜半、帰宅して、なに気にTVをつけると、この前教会でやった(2006年
5月31日)中島美嘉とアラン・トゥーサン(2006年6月1日)の共演ライヴ
の模様を放映してて、びっくり。その来日時に収録しただろう対談の映像も
。芸能界流儀にソツなく合わせるトゥーサンって、度量がデカいな。
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