渋谷・NHKホールの横で“アース・デイ”というイヴェントをやっていて
、そこで知り合いが出店しているというので足を向ける。野外ステージではラ
ヴ・サイケデリコがライヴ(無料)をやっていた。
 
 そして、渋谷・クアトロでジェシー・ハリス。オルガン付き編成は前回公演
(2005年9月7日)と同じ。感じとしても、同様。バッキングのプレイヤーも
同じだったのかな。ただ、もっと絡みが練られている部分はあった。また、前
回との違いとして、今回は途中でサーシャ・ダブソンという女性シンガーがゲ
ストで入りしたこと。ボサっぽい曲とかを数曲サバけた物腰にて歌った彼女は
近く、ハリスの自己レーベル“シークレット・サン”からデビューする。で、
彼女はノラ・ジョーンズのお遊びユニットのリトル・ウィリーズのメンバーで
もあり、素晴らしいソロ新作を出したリチャード・ジュリアンのガール・フレ
ンドだそう。ダブソンの新作『モダン・ロマンス』は3人の作者クレジットが
入り交じっている。

 実は彼女(79年シスコ生まれ)の両親はジャズ・ミュージシャン。父親のス
ミス・ダブソン(01年没)は大昔リッチー・コールのバッキングで来たとき、
ぼくは見たことがあるはず。スミスとボビー・ハッチャーソンとの88年双頭ア
ルバムの名前は『サーシャ・ボッサ』という。母親のガイルはそれなりに黒い
歌い方をするシンガーで、そのリーダー作を聞くとチャカ・カーンがジャズを
歌ったときのことを少し思い出したりも。で、本人も実はマジなジャズ・ヴォ
ーカル・アルバムを出したことがある(01年録音、04年リリース)。というか
、そんな両親の元、ずっとジャズで来た人で、ポップ・ミュージックをちゃん
と聞き出したのはここ数年のこと。だから、今が物凄く新鮮とも彼女は言うし
、今回新たなスタートを切ったという気分も持っている。ジャズ側からポップ
側にシフトしたというのはまるっきりノラ・ジョーンズと同じ筋道を持つが、
彼女はジョーンズとも友達なのだとか。だから、彼女と比較さるのはかまわな
いそう。鼻ピアスをし、右腕に鎖の入れ墨をした彼女はオフで接するととって
もアメリカンな感じの人だった。

 夜中、デイズド&コンフスューズド誌主催のイヴェントをやっている南青山の
クラブ、ヴェロアに行く。ブルーノート東京の近く。なんか、フロアが細長が
ったのと、混んでてトイレを使うのに並んだことぐらいしか、よく覚えてない
や。あと、バーの人がバーボンのロックを頼むときに大盛りでと言ったら、多
めについでくれたナ。

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