赤レンガ倉庫のモーション・ブルー・ヨコハマ(セカンド)。英国の、メ
ロディアスなフォーキー・ソウルの達人。ガット・ギターを弾き語りする彼
(2001年3月19日、他)に加え、ベースとパーカッション奏者(彼はハン
ガリー出身とか)を従えてのもの。アンコールを含め全13曲、1時間ちょい
のパフォーマンス。

 取材で会っても非常に物静かな人だが、それはパフォーマンスでも同様。
多分にボサっぽくもある繊細な表現を淡々と聞かせていく。先にフォーキー
・ソウルと書いたが、思ってたよりはソウル度は低め。でも、ソウル度だけ
が尺度となる人ではないということも、その実演は飄々と語っていたと思う
。アンコール最後の曲はビル・ウィザーズの「ユーズ・ミー」。その曲はか
なりファンキーにやった。

 終演後に流れたら、当然のごとく電車がなくなる。横浜泊にしても良かっ
たのだが、翌日の仕事のこともあったので、タクシー帰還。ああ、流れる光
の帯……、酩酊の第三京浜。    

コメント