ダニエル・パウター。GOMA他。キング。
2006年3月24日 まず、青山一丁目駅の近くにあるカナダ大使館のシアターで、71年生まれ
のカナダ出身(現LA在住)シンガー・ソングライターの30分少し欠けの実
演を見る。根っこはもろにエルトン・ジョンにあるようなピアノ・ポップ・
ロックを聞かせる人で、シングル「バッド・デイ」が欧米でヒット、すでに
日本でもそのセルフ・タイトルのデビュー作は7万枚も売れているそうな。
ピアノの弾き語りで、その持ち味をしっかりとアピール。曲により、グラ
ンド・ピアノとピアノ音を出す電気キーボードを弾き分けながら歌う。なん
の意味があるのかいなと思って聞いていたが、どうやらオリジナルのキーだ
と黒鍵を多く弾かなきゃならい曲の場合はキーボードを用いるよう。トラン
スポーズ機能を用いて白鍵中心の弾きやすいものにしてパフォーマンスして
いるようだ。
アルバムで聞ける体裁よりも、弾き語りのほうがいいとぼくは感じた。歌
もより太い感じで、より真っ直ぐさや切実さが出るから。彼には少し前に電
話インタヴューをしたことがあったのだが、25才まではバンドでキーボード
を弾くだけで曲を作ろうと思ったことなかった、というようなこと言ってて
びっくり。でも、やっぱり手慣れてもいる、ちゃんとした曲を書いているよ
なー。ミッチェル・フルームがプロデュースしたデビュー作は彼の意思もか
なり尊重されているとのことだが、なんにせよ色付けが妙に厚ぼったく、フ
ルームのプロデュース失敗作だとぼくは思う。
その後、まあ歩いていける距離にある青山・月見ル君想フに寄る。ナスノ
ミツル+勝井祐二+中村達也セッション&芳垣安洋がちょっとでも見れれば
と思ったのだが、とうぜん彼らだけの出演ではなかった。中に入ると、近く
新作を出すデュジュリディ奏者のGOMA(+大多和正樹)がマイペースで
やっている。場内は混んでいる。続いて、ドラムとコンピューター音の相乗
表現を一人でやるjimaica 。会場でこのところの大友良英のアルバムを出し
ているNさんに会ったのだが、彼とバンドをやっているんです、と言う。そ
の途中で渋谷に移動。
デュオ。知人から面白いバンドですからと誘いを受けた日本のバンドの、
キング。ぼくはその存在を知らなかったが、いろんな分野でかなりのキャリ
アを重ねる敏腕プレイヤーたち(つの犬もいました)が集う、9人編成の大
型バンド。歌も歌うベーシストがリーダーか。それを見ながら、ワシントン
・ゴーゴーのトラブル・ファンクもベース奏者が歌っていたっけかと、変な
ところに考えは飛ぶ。ドラムとパーカションが二人づついる(管楽器奏者も
二人)という編成が示しているように、リズムの重なりに自覚的なことをや
る。耳年増でもあるだろう彼らはいろんな曲調の曲をやるが、乱暴にアフロ
・ファンク・ロック・バンドと書いておこうか。もろに、フェラ・クティ調
の曲もあったし。もう少しちゃんと書き留めたかったが、急遽たのしそうな
花見の誘いに負け、途中退場。開花宣言は出たがまだまだ(といっているう
ちに、すぐに満開になってしまうんだよなー)。それに、毎度のことだが寒
〜い。ああ、風物詩。春よ、来い!
のカナダ出身(現LA在住)シンガー・ソングライターの30分少し欠けの実
演を見る。根っこはもろにエルトン・ジョンにあるようなピアノ・ポップ・
ロックを聞かせる人で、シングル「バッド・デイ」が欧米でヒット、すでに
日本でもそのセルフ・タイトルのデビュー作は7万枚も売れているそうな。
ピアノの弾き語りで、その持ち味をしっかりとアピール。曲により、グラ
ンド・ピアノとピアノ音を出す電気キーボードを弾き分けながら歌う。なん
の意味があるのかいなと思って聞いていたが、どうやらオリジナルのキーだ
と黒鍵を多く弾かなきゃならい曲の場合はキーボードを用いるよう。トラン
スポーズ機能を用いて白鍵中心の弾きやすいものにしてパフォーマンスして
いるようだ。
アルバムで聞ける体裁よりも、弾き語りのほうがいいとぼくは感じた。歌
もより太い感じで、より真っ直ぐさや切実さが出るから。彼には少し前に電
話インタヴューをしたことがあったのだが、25才まではバンドでキーボード
を弾くだけで曲を作ろうと思ったことなかった、というようなこと言ってて
びっくり。でも、やっぱり手慣れてもいる、ちゃんとした曲を書いているよ
なー。ミッチェル・フルームがプロデュースしたデビュー作は彼の意思もか
なり尊重されているとのことだが、なんにせよ色付けが妙に厚ぼったく、フ
ルームのプロデュース失敗作だとぼくは思う。
その後、まあ歩いていける距離にある青山・月見ル君想フに寄る。ナスノ
ミツル+勝井祐二+中村達也セッション&芳垣安洋がちょっとでも見れれば
と思ったのだが、とうぜん彼らだけの出演ではなかった。中に入ると、近く
新作を出すデュジュリディ奏者のGOMA(+大多和正樹)がマイペースで
やっている。場内は混んでいる。続いて、ドラムとコンピューター音の相乗
表現を一人でやるjimaica 。会場でこのところの大友良英のアルバムを出し
ているNさんに会ったのだが、彼とバンドをやっているんです、と言う。そ
の途中で渋谷に移動。
デュオ。知人から面白いバンドですからと誘いを受けた日本のバンドの、
キング。ぼくはその存在を知らなかったが、いろんな分野でかなりのキャリ
アを重ねる敏腕プレイヤーたち(つの犬もいました)が集う、9人編成の大
型バンド。歌も歌うベーシストがリーダーか。それを見ながら、ワシントン
・ゴーゴーのトラブル・ファンクもベース奏者が歌っていたっけかと、変な
ところに考えは飛ぶ。ドラムとパーカションが二人づついる(管楽器奏者も
二人)という編成が示しているように、リズムの重なりに自覚的なことをや
る。耳年増でもあるだろう彼らはいろんな曲調の曲をやるが、乱暴にアフロ
・ファンク・ロック・バンドと書いておこうか。もろに、フェラ・クティ調
の曲もあったし。もう少しちゃんと書き留めたかったが、急遽たのしそうな
花見の誘いに負け、途中退場。開花宣言は出たがまだまだ(といっているう
ちに、すぐに満開になってしまうんだよなー)。それに、毎度のことだが寒
〜い。ああ、風物詩。春よ、来い!
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