スティーヴィー・ワンダー
2005年11月3日 10年ぶりの新作『タイム・トゥ・ラヴ』の宣伝活動のために、長いキャリア
のなか初めてプロモーションで来日したスティーヴィー・ワンダーをこの日、恵
比寿のホテルでインタヴュー。前日の記者会見でもサーヴィス満点にラジオ局
やTV番組のジングルを「シェルター・イン・ザ・レイン」や「ドンチュー・
ウォーリー・バウト・ア・シング」他を用いての即興替え歌にて披露してくれ
(やっぱり、見物でした。普段、不毛なので記者会見には出向かないが、翌日
短時間ながらも取材できることになっていたので、様子見にでかけたのだ)、
そのときはキーボード(エヴォルーションというメイカーのもの)を前にして
いたが、この日はハーモニカ(けっこう、大きいんですワ)を手にして受け答
えをする。取材中は吹かないが、終始手はリズムをとったり、ピアノを弾くよ
うな仕種をしたりしながら、彼は質問に答える。「僕はミュージック・ラヴァ
ー」というのがスティーヴィの口癖。この日も、2回ぐらい口にしていたな。
それから、さらりとした下ネタもお好きなご様子。記者会見のとき、娘(アイ
シャ)が横にいるのに、曲の由来の説明で、付き合っていた女性と熱烈なメイ
ク・ラヴをしてどーたらこーたらという言い方をしたが、この日も「夫として
うまくやるには、ちゃんとベッドの時間をを取ること」なんて言っていた。さ
すが、“愛の人”(笑)。
そして、ザ・ビートルズの話をしたこともあったのか、インタヴューが終わ
ったとたん彼はザ・ビートルズの「ラヴ・ミー・ドゥ」のあのハーモニカのフ
レイズを吹き出した! オリジナルではジョン・レノンが一生懸命吹いたと言
われる印象的なメロディが、スティーヴィの手によりもうひとつふくよかで、
弾んだトーンで吹かれる。うわあああああ。なんか、ジョンとスティーヴィの
像がぼくのなかで立体的に重なった。その後、写真を撮られている(写真を撮
る前に、メイク担当の人から少しファウンデーションを塗られたのだが、その
とき眼鏡を取った顔も見ちゃった)間もスティーヴィはごきげんにフリーフォ
ームでハーモニカを吹く。うひひひひい。まさか、彼のハーモニカ演奏をこん
な間近に、生音で聞けるなんて。夢みたい。彼のハーモニカの音はけっこう大
きめでファットな音色、CDなんかで聞くことができる音はもう少し軽い音質
で収められていると思った。それは、スティーヴィの好みなのだろうか? あ
あ。間違いなく、今年の裏ベスト“ライヴ”。至福じゃ。
とともに、この日の取材はぼくの今年の“音楽仕事”で一番印象深いものと
なるのも間違いない。というのも、インタヴューの内容をスティーヴィの兄の
ミルトンに褒められちゃったんだもん。終わった途端、横で聞いていた初老の
男性がぼくに歩みよってきて、「一番いいインタヴューだよ。ありがとう」と
握手を求めてきたのだ。誰かと思えば、兄というじゃないか。やったあ、って
感じで達成感ありあり。自慢になちゃってゴメンね、人間できてないもので。
眼鏡をかけて短髪の彼は肌の色も比較的薄目で、スティーヴィとはあまり似て
いない。どことなく、キース・ジャレット(2001年4月30日)に似ている
なあという感想をユニバーサルの宣伝担当の人(ジャレットも日本ではユニバ
ーサル所属)にもらすと、同意された。
のなか初めてプロモーションで来日したスティーヴィー・ワンダーをこの日、恵
比寿のホテルでインタヴュー。前日の記者会見でもサーヴィス満点にラジオ局
やTV番組のジングルを「シェルター・イン・ザ・レイン」や「ドンチュー・
ウォーリー・バウト・ア・シング」他を用いての即興替え歌にて披露してくれ
(やっぱり、見物でした。普段、不毛なので記者会見には出向かないが、翌日
短時間ながらも取材できることになっていたので、様子見にでかけたのだ)、
そのときはキーボード(エヴォルーションというメイカーのもの)を前にして
いたが、この日はハーモニカ(けっこう、大きいんですワ)を手にして受け答
えをする。取材中は吹かないが、終始手はリズムをとったり、ピアノを弾くよ
うな仕種をしたりしながら、彼は質問に答える。「僕はミュージック・ラヴァ
ー」というのがスティーヴィの口癖。この日も、2回ぐらい口にしていたな。
それから、さらりとした下ネタもお好きなご様子。記者会見のとき、娘(アイ
シャ)が横にいるのに、曲の由来の説明で、付き合っていた女性と熱烈なメイ
ク・ラヴをしてどーたらこーたらという言い方をしたが、この日も「夫として
うまくやるには、ちゃんとベッドの時間をを取ること」なんて言っていた。さ
すが、“愛の人”(笑)。
そして、ザ・ビートルズの話をしたこともあったのか、インタヴューが終わ
ったとたん彼はザ・ビートルズの「ラヴ・ミー・ドゥ」のあのハーモニカのフ
レイズを吹き出した! オリジナルではジョン・レノンが一生懸命吹いたと言
われる印象的なメロディが、スティーヴィの手によりもうひとつふくよかで、
弾んだトーンで吹かれる。うわあああああ。なんか、ジョンとスティーヴィの
像がぼくのなかで立体的に重なった。その後、写真を撮られている(写真を撮
る前に、メイク担当の人から少しファウンデーションを塗られたのだが、その
とき眼鏡を取った顔も見ちゃった)間もスティーヴィはごきげんにフリーフォ
ームでハーモニカを吹く。うひひひひい。まさか、彼のハーモニカ演奏をこん
な間近に、生音で聞けるなんて。夢みたい。彼のハーモニカの音はけっこう大
きめでファットな音色、CDなんかで聞くことができる音はもう少し軽い音質
で収められていると思った。それは、スティーヴィの好みなのだろうか? あ
あ。間違いなく、今年の裏ベスト“ライヴ”。至福じゃ。
とともに、この日の取材はぼくの今年の“音楽仕事”で一番印象深いものと
なるのも間違いない。というのも、インタヴューの内容をスティーヴィの兄の
ミルトンに褒められちゃったんだもん。終わった途端、横で聞いていた初老の
男性がぼくに歩みよってきて、「一番いいインタヴューだよ。ありがとう」と
握手を求めてきたのだ。誰かと思えば、兄というじゃないか。やったあ、って
感じで達成感ありあり。自慢になちゃってゴメンね、人間できてないもので。
眼鏡をかけて短髪の彼は肌の色も比較的薄目で、スティーヴィとはあまり似て
いない。どことなく、キース・ジャレット(2001年4月30日)に似ている
なあという感想をユニバーサルの宣伝担当の人(ジャレットも日本ではユニバ
ーサル所属)にもらすと、同意された。
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