南青山・ブルーノート東京、セカンド。すごいグループ名がついているが
、これまでどおりギター、電気ベース、ドラムがバッキングするというのは
変わりなし。とくに、黒人のベースとドラム(デイヴィッド・バラードとハ
ーマン・アーネット3世)はもうすでに30年もずっとレベナック卿と一緒に
やっているそうだ。別に、テロやカトリーナ災害に対するコメントはなし(
と、思う)。ドクター・ジョンはNYに家を持っているが、そのリズム隊は
ニューオリンズ在住らしい(でも、ロードに出ていたらしい)。なんにせよ
、二人とも陽気……。そんなところにも、“セカンド・ライン”の伝統(葬
式でも帰りの列は陽気に騒ぐ)を感じたかも。……ああ、魔法と滋養の街ニ
ューオリンズに幸あれ。

 エンジ色のハマった派手なスーツを来た御大(2000年5月24日、200
2年3月23日)はグランド・ピアトとハモンド・オルガンに挟まれて座る。
多くはピアノを弾いていたが。そして、ときに大小のタンバリンを叩いたり
も。ヴードゥを想起させる小さな髑髏がピアノの上においてあるのはこれま
でどおり。歌声はぜんぜん衰えてなし、受けたうれしさは山ほど。日替わり
、セット替わりで相当に曲目を入れ換えているしらいが、30年も一緒にやっ
ているのならどーにでもできるでしょう。この日のセカンド・ショウは、往
年の曲だと「ライト・プレイス、ロング・タイム」をやった(そのとき、オ
リジナルだと女性コーラス隊が出している嬌声を伴奏隊はうまく出してまし
た)。

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