カエターノ・ヴェローゾ
2005年5月23日 池袋・東京芸術劇場。すごい残響音が大きいホール。出だしのほうの静か
なサウンドのときとか、時間差で聞こえる音の響きの酷さに集中できなくて
困った。クラシック用の会場として相当お金をかけて作った会場と推測する
が、少なくても繊細なポップ・ミュージック用途にはまったく駄目。使えな
い。卓いじりが巧みじゃないところもあったのかもしれないが、基本的には
会場の不具合というようにぼくには感じられた。ちなみに、けっこう前の方
の席での聞こえ方です(2階席にいた人も、最悪だと言ってたな)。御大を
なるべく近くで見たくて(とともに、あんまりステージが広いと、それだけ
で気分が散るところあるから)東京芸術劇場で見ることにしたのだが大失敗
。東京フォーラムにしとけば良かったあ。ぼく、こういうときは成り行きで
もいい方にころんじゃう人なんだけどなあ(たとえば、一昨年のジョアン・ジ
ルベルトはライヴ盤になった日に行った:2003年9月12日)。
ジャキス・モレレンバウム(この夏に、ブルーノート東京で女房が主役と
なる公演があって、バッキングをする)ら5人のプレイヤーを擁してのもの
。バッキングはときにトリオによるものだったりとか、臨機応変。ギター弾
き語りのパートもあったし、1曲はアカペラで歌ったりもした。全体のノリ
としては一番新しいアルバム『ア・フォーリン・サウンド』を受けたセット
を基本とするもののようだが、そこは久しぶり来日公演ゆえにいろいろな曲
を披露。新作のりの英語曲ばかりだと寂しいなと思っていたけど、英語曲の
実にアーティスティックかつロマンティックな開き方にも関心。見事な“恩
返し”の具現だった。
アンコールをふくめ、約24曲。およそ2時間のショウ。客はすぐに、スタ
ンディング・オヴェイション。ぶっちゃけ8年前に渡辺貞夫が呼んだときの
ほうが、感動は大きかった。あのときは、この世のものとは思えない、とま
で感激したはずだから。でも、十分に堪能。モンスターであるのは間違いな
い。その後のお酒も、とてもおいしく飲めた。そえいえば、カエターノの横
には、透明の液体(水か?)と赤色の液体(赤ワインか?)が入ったグラス
が一つづつ置かれていた。カエターノが口にすることはなかったが。
なサウンドのときとか、時間差で聞こえる音の響きの酷さに集中できなくて
困った。クラシック用の会場として相当お金をかけて作った会場と推測する
が、少なくても繊細なポップ・ミュージック用途にはまったく駄目。使えな
い。卓いじりが巧みじゃないところもあったのかもしれないが、基本的には
会場の不具合というようにぼくには感じられた。ちなみに、けっこう前の方
の席での聞こえ方です(2階席にいた人も、最悪だと言ってたな)。御大を
なるべく近くで見たくて(とともに、あんまりステージが広いと、それだけ
で気分が散るところあるから)東京芸術劇場で見ることにしたのだが大失敗
。東京フォーラムにしとけば良かったあ。ぼく、こういうときは成り行きで
もいい方にころんじゃう人なんだけどなあ(たとえば、一昨年のジョアン・ジ
ルベルトはライヴ盤になった日に行った:2003年9月12日)。
ジャキス・モレレンバウム(この夏に、ブルーノート東京で女房が主役と
なる公演があって、バッキングをする)ら5人のプレイヤーを擁してのもの
。バッキングはときにトリオによるものだったりとか、臨機応変。ギター弾
き語りのパートもあったし、1曲はアカペラで歌ったりもした。全体のノリ
としては一番新しいアルバム『ア・フォーリン・サウンド』を受けたセット
を基本とするもののようだが、そこは久しぶり来日公演ゆえにいろいろな曲
を披露。新作のりの英語曲ばかりだと寂しいなと思っていたけど、英語曲の
実にアーティスティックかつロマンティックな開き方にも関心。見事な“恩
返し”の具現だった。
アンコールをふくめ、約24曲。およそ2時間のショウ。客はすぐに、スタ
ンディング・オヴェイション。ぶっちゃけ8年前に渡辺貞夫が呼んだときの
ほうが、感動は大きかった。あのときは、この世のものとは思えない、とま
で感激したはずだから。でも、十分に堪能。モンスターであるのは間違いな
い。その後のお酒も、とてもおいしく飲めた。そえいえば、カエターノの横
には、透明の液体(水か?)と赤色の液体(赤ワインか?)が入ったグラス
が一つづつ置かれていた。カエターノが口にすることはなかったが。
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