クラスターTU

2004年4月10日
 キング・クリムゾン絡みリズム・セクションと、アコーディオン(
ボタン式)奏者、そしてサンプラー音担当者(なんか、ターンテーブ
ルみたいな形の装置を用いる)による、インスト主体の4人組。アコ
ーディオン奏者以外の3人は横にアップルのラップトップ・コンピュ
ーターを置く。アコーディオン奏者も足元にはエフェクターがずらり。

 お、おもしろい。トレイ・ガンは10弦のスティックを使用。ドラマ
ーのパット・マステロットもときに普通じゃない使い方も見せたりも
するし、他の二人は扱う楽器自体が通常のロック楽器ではないし、本
当に見ていて飽きない。もうキョロキョロ、ステージを見ちゃいまし
た。加工ヴォイスもときに担当するアコーディオン奏者は髪形や恰好
まで風情ある興味深いもので、なんかいいなあ、ああいうの。やっぱ、
芸(術)の道を思うまま進んでいるんだから普通の恰好してたってし
ょうがないじゃん、っていう意思あふれる? ぼーっとした曲には少
し飽きる部分もあったけど、ふむふむと頷きながら見てしまいました。

 会場後方にもスピーカーを配し、後ろからも音が露骨に聞こえる局
面もあったりして、それもときに効果的。とかなんとか、俺たちはこ
うする、みたいなところが横溢していた、大人のロック・ビヨンド表
現を展開。渋谷・エッグマン。  

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