ジェット。ザ・ダートボムズ
2004年2月4日 渋谷・アックスで、オーストラリアの新進4人組。日本盤
出る前にフジロックだかに出て、評判とったんだけか? そ
の後出た、日本盤はけっこう売れているらしい。普段は見か
けないギョーカイの人も見かけたりして、話題なってんのね
と思わせられる。ステージ上に表れた面々はそこそこタッパ
がありそうな人達で、それは堂々感をさそってよろしい。な
んか、見てくれだけで、無骨にライヴをごんごん積み上げて
きたバンドなんだなって気にさせられますよね。
なるほど、良く出来た(過去表現の肝をうまくつかんだ)
、パワフルで、ほのかなキャッチーさも持つロックンロール
を聞かせる。歌もちゃんと聞こえる。お、ギタリストのうち
一人はフライングVを使用、ベーシストはピック弾きじゃ。
この手の今のバンドの常でもう少し、ドラマーが上等だった
なら。完全回顧型の音楽性を持つバンドとしては、ここのと
ころ見たなかでは、ホワイト・ストライプス(2003年10月21
日)、ザ・ダークネス(同11月26日)と並ぶ。だが、彼らが
一番自然体というか、ギミック度が低い。で、その飾らない
態度とあった曲調も、ぼくがロックの様式として不滅なもの
と感じているストーンズ調R&Rとかするところもあって、
ニッコリ聞けますね。一瞬、ジョージア・サテライツの登場
時のことを思い出したが(もう15年ぐらい前かな。来日公演
は新宿厚生年金会館で音が死ぬほどデカかった。もしかして
、ぼくが経験したなかで1番? 1日以上、耳鳴りしてたも
の)、サテライツのほうがより本格的で渋いところがあった
のは間違いない。最初英国で当たったものの、あのバンドに
はアメリカ人の強さがあった。
やっぱり70年代からロックを聞きつづけている人間にとっ
ては、何からなにまで分かりすぎてしまうところあり。ま、
それはしょうがないですね。もうちょっと見たかったが、途
中で退座し、タクシーに飛び乗る。
新宿・ロフト。前座のズボンズが終わったところ。こちら
もなかなかの盛況。ザ・ダートボムズは、デトロイトのガレ
ージな逸・黒人シンガー/ギタリスト、ミック・コリンズ(
cf. ゴーリーズ、ブラックトップ) のバンド。ツイン・ドラ
ムが、新たなポイントではありますね。コレハ見ナクテハ。
そのコリンズさん、サングラスをしていてこわもてだが、
オフではラヴリーな人とか。というのは、実演の節々にも表
れていたよな。ぐりぐりごりごり、等身大の人間の音を送り
だす。激しさだけでない(ま、実際曲のほうもそうで、一部
はジミヘンのメロディアス曲みたいな感じも)、妙に砕けた
ジューシーさのようなものもじわじわ聞き手に感じさせてく
れるもの。他のメンバーもちょっと歌ったり、みんなコリン
ズのことを信頼し、重なっているゾという感じも良ろしい。
もう一人のギターは東洋系ぽい顔をした女性。見ながら、や
はりコリンズがフロントを務めて女性メンバーもいたザ・ス
クリューズ(1999年10月17日)のことを思い出したりも。
とにかく、姿勢が正しい。というか、美味しい。これはあ
るべきもの。で、もっと受けてしかるべきという判官贔屓的
心情も加味され、ぼくはぐいぐいと入り込んじゃった。やっ
ぱ、彼らを見てて、ジェットとんじゃいました。見て良かっ
た! 今年見たロック・アクトのなかでは、これが今まのと
ころ一番。
出る前にフジロックだかに出て、評判とったんだけか? そ
の後出た、日本盤はけっこう売れているらしい。普段は見か
けないギョーカイの人も見かけたりして、話題なってんのね
と思わせられる。ステージ上に表れた面々はそこそこタッパ
がありそうな人達で、それは堂々感をさそってよろしい。な
んか、見てくれだけで、無骨にライヴをごんごん積み上げて
きたバンドなんだなって気にさせられますよね。
なるほど、良く出来た(過去表現の肝をうまくつかんだ)
、パワフルで、ほのかなキャッチーさも持つロックンロール
を聞かせる。歌もちゃんと聞こえる。お、ギタリストのうち
一人はフライングVを使用、ベーシストはピック弾きじゃ。
この手の今のバンドの常でもう少し、ドラマーが上等だった
なら。完全回顧型の音楽性を持つバンドとしては、ここのと
ころ見たなかでは、ホワイト・ストライプス(2003年10月21
日)、ザ・ダークネス(同11月26日)と並ぶ。だが、彼らが
一番自然体というか、ギミック度が低い。で、その飾らない
態度とあった曲調も、ぼくがロックの様式として不滅なもの
と感じているストーンズ調R&Rとかするところもあって、
ニッコリ聞けますね。一瞬、ジョージア・サテライツの登場
時のことを思い出したが(もう15年ぐらい前かな。来日公演
は新宿厚生年金会館で音が死ぬほどデカかった。もしかして
、ぼくが経験したなかで1番? 1日以上、耳鳴りしてたも
の)、サテライツのほうがより本格的で渋いところがあった
のは間違いない。最初英国で当たったものの、あのバンドに
はアメリカ人の強さがあった。
やっぱり70年代からロックを聞きつづけている人間にとっ
ては、何からなにまで分かりすぎてしまうところあり。ま、
それはしょうがないですね。もうちょっと見たかったが、途
中で退座し、タクシーに飛び乗る。
新宿・ロフト。前座のズボンズが終わったところ。こちら
もなかなかの盛況。ザ・ダートボムズは、デトロイトのガレ
ージな逸・黒人シンガー/ギタリスト、ミック・コリンズ(
cf. ゴーリーズ、ブラックトップ) のバンド。ツイン・ドラ
ムが、新たなポイントではありますね。コレハ見ナクテハ。
そのコリンズさん、サングラスをしていてこわもてだが、
オフではラヴリーな人とか。というのは、実演の節々にも表
れていたよな。ぐりぐりごりごり、等身大の人間の音を送り
だす。激しさだけでない(ま、実際曲のほうもそうで、一部
はジミヘンのメロディアス曲みたいな感じも)、妙に砕けた
ジューシーさのようなものもじわじわ聞き手に感じさせてく
れるもの。他のメンバーもちょっと歌ったり、みんなコリン
ズのことを信頼し、重なっているゾという感じも良ろしい。
もう一人のギターは東洋系ぽい顔をした女性。見ながら、や
はりコリンズがフロントを務めて女性メンバーもいたザ・ス
クリューズ(1999年10月17日)のことを思い出したりも。
とにかく、姿勢が正しい。というか、美味しい。これはあ
るべきもの。で、もっと受けてしかるべきという判官贔屓的
心情も加味され、ぼくはぐいぐいと入り込んじゃった。やっ
ぱ、彼らを見てて、ジェットとんじゃいました。見て良かっ
た! 今年見たロック・アクトのなかでは、これが今まのと
ころ一番。
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