清らかな歌声の持ち主である、ロンドン生まれの(うっすらサイケっぽいところもある)フォーク系シンガー/ソングライターであるジュディ・ダイブルの訃報が届く。闘病中であったようだ。まだ10代だった1967年にフェアポート・コンヴェンションに加入したが、2作目を作る前にグループを去り、彼女の後に入ったのが故サンディ・ディニーだった。

 当時、彼女はイアン・マクドナルドと付き合っており、ジャイルズ・ジャイルズ&フリップにも浅からず関係しており、ゆえに彼女はキング・クリムゾンの結成にも関与したという記載もなされる。2000年代に入りエストニア大使館で彼女はロバート・フリップと会い、それが縁で彼女の『The Whorl』(Talking Elephant、2006年)と『Talking With Strangers』(Genepool 、2009年)にはフリップの名前がギターとサウンドスケイプでクレジットされている。

  1970 年には、ジャッキー・マコーリーとのデュオ・ユニットであるトレイダー・ホームで『Morning Way』(Pye)をリリース。だが、1973年に貴族でもあったパーカッショニストのサイモン・デ・ラ・ベドイアー(彼はテン・イアーズ・アフターの1969年作『Stonedhenge』で叩いている)と結婚し、伯爵夫人〜とはいえ、裕福ではなかったよう〜となった彼女は音楽業界から離れてしまう。だが、1980年代初頭のフェアポート・コンヴェンションのライヴに彼女は数度参加した。

 そんな彼女は2000年代に入ると、旦那も亡くなり2人の子供も大きくなったためもあり、本格的に復帰。2004年以降、トーキング・エレファントやアシッド・ジャズなどからな何枚ものリーダー・アルバム群をリリースしている。また、2016年には自伝「An Accidental Musician: The Autobiography Of Judy Dyble」(Soundcheck Books)も出版された。

▶過去の、リチャード・トンプソン(フェアポート・コンヴェンション)
http://43142.diarynote.jp/201204160900538745/
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm
https://43142.diarynote.jp/201502271422421282/

<今日は、無気力>
 雨が降ると思っていたので、外出の予定を入れず。そしたら、少し晴れ間が見えるときもあり。あれれ。まあ、そういうときもあるサ。って、そういう場合も多い?

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