R.I.P.ミルトン・グレイザー(1929年6月26日〜2020年6月26日)
2020年6月27日 音楽 ブルックリンに生まれ、マンハッタンに死す。ミュージシャンではないが、ニューヨークを拠点に様々なアルバム・ジャケットやポスターのデザインをした、ハンガリー・ルーツのユダヤ系グラフィック・デザイナーであるミルトン・グレイザーが91歳の誕生日にお亡くなりになった。死因は脳卒中と腎不全だと報道されている。
1950年代からデザイナーとして活動した彼が音楽方面で広く知られるようになったのは、ボブ・ディランの『グレイテスト・ヒッツ』(コロムビア、1967年)のアルバム・カヴァーとは別デザインのイラストを用いた広告ポスターを担当したこと。それ以後、ザ・バンド、タウンズ・ヴァン・ザント、チェイス、トッド・ラングレン、ポール・サイモン、アルバート・キング、メイナード・ファーガソン、ジョン・ハッセル、ロバート・クレイ、フィリップ・グラス、プロフェッサー・ロングヘア、ライトニング・ホプキンス他、本当に様々なアルバムのアート・ワークを彼は担当。写真を巧みに構成したもの、カラフルなイラストを用いたアトラクティヴなもの、近未来的なデザイン処理をしたものなど作法も広いが、それらは秀でたグレイザー印を持っていたはずだ。
そんな彼のもっとも知られる作品は、1977年発表の赤いハートのマークを使った“I ♡NY”のロゴだろう。ニューヨークを愛する彼(1969年には、ニューヨーク・マガジンも創刊した。そのロゴもよく知られますね)は無料でこれを市に送ったと言われる。ロゴタイプ作りの才にも恵まれた彼は、グレイサー・スデンシルというアルファベット書体(切り抜き文字のスタイリッシュな型紙を思わせる)を1970年に発表するとともに、ブルックリン・ブリュワリー(ちょいスターバックスのそれはノリが近い)やSEEDロゴ他のロゴをいろいろと世に出している。2008年には「Milton Glaser: To Inform and Delight 」というドキュメンタリー映像も作られ、翌年にはバラク・オバマからザ・ナショナル・メダル・オブ・アーツをグラフィック・デザイナーとして初めて受けていた。
1950年代からデザイナーとして活動した彼が音楽方面で広く知られるようになったのは、ボブ・ディランの『グレイテスト・ヒッツ』(コロムビア、1967年)のアルバム・カヴァーとは別デザインのイラストを用いた広告ポスターを担当したこと。それ以後、ザ・バンド、タウンズ・ヴァン・ザント、チェイス、トッド・ラングレン、ポール・サイモン、アルバート・キング、メイナード・ファーガソン、ジョン・ハッセル、ロバート・クレイ、フィリップ・グラス、プロフェッサー・ロングヘア、ライトニング・ホプキンス他、本当に様々なアルバムのアート・ワークを彼は担当。写真を巧みに構成したもの、カラフルなイラストを用いたアトラクティヴなもの、近未来的なデザイン処理をしたものなど作法も広いが、それらは秀でたグレイザー印を持っていたはずだ。
そんな彼のもっとも知られる作品は、1977年発表の赤いハートのマークを使った“I ♡NY”のロゴだろう。ニューヨークを愛する彼(1969年には、ニューヨーク・マガジンも創刊した。そのロゴもよく知られますね)は無料でこれを市に送ったと言われる。ロゴタイプ作りの才にも恵まれた彼は、グレイサー・スデンシルというアルファベット書体(切り抜き文字のスタイリッシュな型紙を思わせる)を1970年に発表するとともに、ブルックリン・ブリュワリー(ちょいスターバックスのそれはノリが近い)やSEEDロゴ他のロゴをいろいろと世に出している。2008年には「Milton Glaser: To Inform and Delight 」というドキュメンタリー映像も作られ、翌年にはバラク・オバマからザ・ナショナル・メダル・オブ・アーツをグラフィック・デザイナーとして初めて受けていた。
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