うわー。もう、ショウの頭から場内盛り上がりまくり。この米国LAのロッキン・ソウルのビート・バンド(2012年8月20日、2014年8月20日、2015年8月20日)の真価を、ぼくは確認しまくり。撮影していたら、いいライヴDVDが出来上がったろうなあ、とも思う。でも、それって、毎度のことだったっけ? とは思いつつ、ヴォーカリストはよりいい感じにソウルフルに歌い、アクションも惹きつけるし、バンドの音もばっちりで、ライヴ・バンドとして進化しているかとも感じました。

 1枚だけでブルーノートから離れた彼らは、2018年から2019年にかけて『Capter Ⅱ』と名付けた3種のEPをマギー・エンターテインメントというところ(彼らを仕切る、米国の大物マネージャーであるドン・マギーの個人レーベルか?)からリリース。その内訳は、1枚目/新曲5曲、2枚目/1枚目収録曲のアコースティック・ヴァージョン5曲、3作目/新曲5曲とライヴ曲5曲、というもの。しっかり、1枚分のマテリアルは発表しているんだよなあ。プロデュースは、サンタナ(2013年3月12日)の『シャーマン』のそれをやっているジーヴ。スタジオ曲群はケイマン諸島で2回に渡り録られた。

 歌のタイ・テイラー、ギターのナル・コルト(1曲。スライド・バーも使用したが、ギターはそのままにオープン・チューニング使用風の音をきれいに出したのは??だった)、ベースのリック・バリオ・ディル、ドラムのリチャード・ダニエルソンという4人に加え、レッド・ホット・チリ・パッパーズ(2002年7月28日、2002年11月2日、2007年6月5日)やレニー・クラヴィッツの近作にコーラスで入っていたアフリカ系女性のケニア・ラムジーがバックグラウンド・ヴォーカルでつく。でも、彼女の声はあんまり目立たなかった。だって、テイラーの歌声が立派すぎる。また、ラムジー嬢の歌のPAのレヴェル、もう少し高くていいんじゃないか。

 しかし、タイ・テイラーはすごいなあ。あんなに動いても、全然ヴォーカルに影響が出ない。とっても長いシールドのマイクを持って歌うが、シールドで縄跳びをしたりもした。また、1曲ワイヤレスのマイクに持ち替え、その際は1階フロアをと歌いながら練り回り、2階の前の席の長いテーブルの上を端から端まで歩き、さらには横の2階席のほうまで出張る。ぼくがここで見たアクトのなかで1番会場内を動いた人となるか。ステージにはトロンボーンが置いてあり、どうするのかと思ったら終盤テイラーが持ちながら歌ったが、結局吹かず。アンコールが終わったあと、面々は通常使われるのとは反対のほうからステージを降り、一階客席フロアを横切り、ファンと握手しながら帰っていった。いろいろな部分で、お見事でした。六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。

▶過去の、ヴィンテージ・トラブル
http://43142.diarynote.jp/201209121315025654/
http://43142.diarynote.jp/201408210931581467/
https://43142.diarynote.jp/201508210809254412/
▶︎過去の、カルロス・サンタナ/嫁のシンディ・ブラックマン・サンタナ
https://43142.diarynote.jp/200812281442184528/
https://43142.diarynote.jp/201303211531189619/
https://43142.diarynote.jp/201905100759197664/
▶︎過去の、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm フジ・ロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200706061354020000/

<今日の、情報>
 昨年夏に日本人のバンドとツアーをやったオーストラリア人R&B歌手のデニ・ハインズがただ今、来日している。今回は、前回サポートの人たちと曲作りをし、レコーディングをするという目的。それ、昨年の経験の覚えよろしい彼女の申し出でだそう。

コメント