キューバ人ピアニストのアロルド・ロペス・ヌッサ(2014年7月19日、2016年9月3日、2018年10月9日)は何度も来日してだいぶ知られる存在になっているはずだが、彼は音楽家族の恩恵をたっぷり受けた末にインターナショナルなミュージシャンになった人物で、そんな彼の少年時代の音楽環境を透かしてみせるようなところもあるファミリー・コンサートが日本でもお披露目された。南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。
アロルドの他は、父親であるドラマーのルイ・ロペス・ヌッサ、弟のドラマーであるルイ・アドリアン・ロペス・ヌッサ(2014年7月19日、2016年9月3日、2018年10月9日)、叔父(お父さんの弟)のピアノのエルナン・ロペス・ヌッサ、トランペットのマイケル・ゴンザレス、エレクトリック・ベース(フレットレスで、5弦だったか)フリオ・セサール・ゴンザレスという陣容。おお、2ピアノ、2ドラムではないか。父ロペス・ヌッサの発案によりハバナで2006年に初演され、その後海外でも披露され好評を博してきた。
向かって右側にグランド・ピアノとピアノ音色のクラヴィア・ノードが置かれ、アロルドとエルナンは随時場所を交換する。基本、主となる演奏をするほうがグランド・ピアノの前に座るという感じか。並列されると、さすがアロルドのほうがブリリアントな指さばきをするな。一方、向かって右側にはドラムが2台並べられる。ツイン・ピアノにせよ、ツイン・ドラムにせよ、もう勝手知ったるというか、阿吽の呼吸ありまくりの重なりぐあい。一方、結成時から参画しているトランペットのマイケル・ゴンザレスは何気にぶっきらぼうな吹き口を持ち、バンド音に芯や色を加える。演目は何げにジャズ・スタンダードもやる。
ピアノ奏者2人だけの連弾や、ドラマー2人だけの演奏パートもあり。なんか、いい感じ。本編最後はドラマー2人が叩くなか、トランペッターがメロディを弾く以外、他の3人も鳴り物やタムを叩きながらステージを降りる。そして、面々は同様の体にてステージに戻り、アンコールに応えた。兄と弟によるアロルド・ロペス・ヌッサ・トリオの実演にもしっかりと現れていたが、一番身近な単位での音楽をする気安い悦びが山ほどあった。
▶︎過去の、アロルド・ロペス・ヌッサとルイ・アドリアン・ロペス・ヌッサ
http://43142.diarynote.jp/201407221705302936/
http://43142.diarynote.jp/201609201032322395/
https://43142.diarynote.jp/201810161356269313/
その後は、渋谷・LUSHに行き、毎年行われているSHIBUYA MUSIC SHOWCAS EFESTの初日に行く。この日は、オルタナティヴ・ロック・ナイトと称されている。ぼくは、3番目のアクトから見た。その前は、スウェーデン人とフランス人がパフォーマンスしたよう。
*Colores(日本)
福岡で結成され東京でけっこうキャリアを重ねているバンドで、ヴォーカルとギターの吉村美香、ドラムの中野良子、そしてサポートのベースの朱雀祐輝のトリオ。米サウスバイサウス・ウェストや英国に出向くなどしているようだが、しっかりした出音のもと、歌もよく聞こえる。他の2人もコーラスを入れる。パンク、ガレージ、グランジなどを消化したパワー・ビート表現を作ると言っていいかな。曲作りも確かで、フックと勢いアリ。にっこり、見れた。ベーシストは器用な弾き方で音にヴァイリエーションをつけ、ドラマーはあまりハイハットのオープン/クローズは用いないもののしっかりと屋台骨を担う。客は外国人が多かったが、やはり女性主体バンドということもあり、受けていた。そんな彼女たち、2週間後から北欧、フランス、ドイツ、オーストリア、ハンガリーなどを回るヨーロッパ・ツアーを行うという。今年出た5枚目のアルバム『Colores』(日本語歌詞主体)はミニストリー、キリング・ジョーク、リヴィング・カラー、ホワイト・ゾンビーらいろんなプロダクションやオーディオに関与している米国人リー・ポーパのプロデュースだ。
*アローン・アンド・ミー(フランス)
少し変わった短髪の女性1人のプロジェクトで、パフォーマンスに触れながらその名前になるほどとうなずく。エフクトのかかり方の異なるマイクを二つ立てて歌を拾い、またアコースティック・ギターの音も随時サンプリングし、立派な1人多重表現をその場で開いていく。そういうことやる人は少なくないけど、足元にもいろいろなエフェクターを置いた彼女の所作は実に達者。これまで触れたなかで、一番かも? 歌詞は英語、その弾き語りの所作だけをとってもまっとう。歌い方とかから、アニ・ディフランコ(2001年7月29日)に影響を受けていそうとも感じる。マイナー・キーの曲ばかりやったが、1曲ぐらい弾けた曲も、ぼくの好みとしてはやってほしかった。
▶︎過去の、アニ・ディフランコ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-7.htm フジ・ロック
*ディヴェル(米国)
笑った。シカゴ拠点だそうだが、なんだコイツら。お酒が回っていたせいもあるけど、ケレケラしながらもうぎんぎん踊っちゃったよー。もう立派な体格をした短髪の髭面中年2人が(ヴォーカル担当と音出しとキーボード担当)、ちゃらい四つ打ちポップ(曲は粒ぞろい)を大真面目に繰り広げるんだもの。これは、ある種、脳みそとろけそうな手触りを持つ。もともとはハード・コアとピコピコ音を合わせたようなことをやるパウンド・オブ・フレッシュという連中を母体にできたらしい。1曲でシンガーは帽子とサングラスをかけて歌い、それはヴィレッジ・ピープルを意識した? シャレなのかとことん本気なのか判別しかねるが、いやあ妙な、レアなもんに触れちゃったなー。
<今日の、早い買い物>
ぼくはスケジュール帳がわりに、マス目でできているカレンダーを使うのだが、早々に来年のそれを買ってしまった。フリーランスのぼくには関係ないが、来年も連休はそこそこあるなあ。しかし、ハロウィーンぽい飾りの店も目にしたし、まだ寒くはまったくないが、師走にむかっているー。来週からはけっこう、涼しくなるみたいだな。
アロルドの他は、父親であるドラマーのルイ・ロペス・ヌッサ、弟のドラマーであるルイ・アドリアン・ロペス・ヌッサ(2014年7月19日、2016年9月3日、2018年10月9日)、叔父(お父さんの弟)のピアノのエルナン・ロペス・ヌッサ、トランペットのマイケル・ゴンザレス、エレクトリック・ベース(フレットレスで、5弦だったか)フリオ・セサール・ゴンザレスという陣容。おお、2ピアノ、2ドラムではないか。父ロペス・ヌッサの発案によりハバナで2006年に初演され、その後海外でも披露され好評を博してきた。
向かって右側にグランド・ピアノとピアノ音色のクラヴィア・ノードが置かれ、アロルドとエルナンは随時場所を交換する。基本、主となる演奏をするほうがグランド・ピアノの前に座るという感じか。並列されると、さすがアロルドのほうがブリリアントな指さばきをするな。一方、向かって右側にはドラムが2台並べられる。ツイン・ピアノにせよ、ツイン・ドラムにせよ、もう勝手知ったるというか、阿吽の呼吸ありまくりの重なりぐあい。一方、結成時から参画しているトランペットのマイケル・ゴンザレスは何気にぶっきらぼうな吹き口を持ち、バンド音に芯や色を加える。演目は何げにジャズ・スタンダードもやる。
ピアノ奏者2人だけの連弾や、ドラマー2人だけの演奏パートもあり。なんか、いい感じ。本編最後はドラマー2人が叩くなか、トランペッターがメロディを弾く以外、他の3人も鳴り物やタムを叩きながらステージを降りる。そして、面々は同様の体にてステージに戻り、アンコールに応えた。兄と弟によるアロルド・ロペス・ヌッサ・トリオの実演にもしっかりと現れていたが、一番身近な単位での音楽をする気安い悦びが山ほどあった。
▶︎過去の、アロルド・ロペス・ヌッサとルイ・アドリアン・ロペス・ヌッサ
http://43142.diarynote.jp/201407221705302936/
http://43142.diarynote.jp/201609201032322395/
https://43142.diarynote.jp/201810161356269313/
その後は、渋谷・LUSHに行き、毎年行われているSHIBUYA MUSIC SHOWCAS EFESTの初日に行く。この日は、オルタナティヴ・ロック・ナイトと称されている。ぼくは、3番目のアクトから見た。その前は、スウェーデン人とフランス人がパフォーマンスしたよう。
*Colores(日本)
福岡で結成され東京でけっこうキャリアを重ねているバンドで、ヴォーカルとギターの吉村美香、ドラムの中野良子、そしてサポートのベースの朱雀祐輝のトリオ。米サウスバイサウス・ウェストや英国に出向くなどしているようだが、しっかりした出音のもと、歌もよく聞こえる。他の2人もコーラスを入れる。パンク、ガレージ、グランジなどを消化したパワー・ビート表現を作ると言っていいかな。曲作りも確かで、フックと勢いアリ。にっこり、見れた。ベーシストは器用な弾き方で音にヴァイリエーションをつけ、ドラマーはあまりハイハットのオープン/クローズは用いないもののしっかりと屋台骨を担う。客は外国人が多かったが、やはり女性主体バンドということもあり、受けていた。そんな彼女たち、2週間後から北欧、フランス、ドイツ、オーストリア、ハンガリーなどを回るヨーロッパ・ツアーを行うという。今年出た5枚目のアルバム『Colores』(日本語歌詞主体)はミニストリー、キリング・ジョーク、リヴィング・カラー、ホワイト・ゾンビーらいろんなプロダクションやオーディオに関与している米国人リー・ポーパのプロデュースだ。
*アローン・アンド・ミー(フランス)
少し変わった短髪の女性1人のプロジェクトで、パフォーマンスに触れながらその名前になるほどとうなずく。エフクトのかかり方の異なるマイクを二つ立てて歌を拾い、またアコースティック・ギターの音も随時サンプリングし、立派な1人多重表現をその場で開いていく。そういうことやる人は少なくないけど、足元にもいろいろなエフェクターを置いた彼女の所作は実に達者。これまで触れたなかで、一番かも? 歌詞は英語、その弾き語りの所作だけをとってもまっとう。歌い方とかから、アニ・ディフランコ(2001年7月29日)に影響を受けていそうとも感じる。マイナー・キーの曲ばかりやったが、1曲ぐらい弾けた曲も、ぼくの好みとしてはやってほしかった。
▶︎過去の、アニ・ディフランコ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-7.htm フジ・ロック
*ディヴェル(米国)
笑った。シカゴ拠点だそうだが、なんだコイツら。お酒が回っていたせいもあるけど、ケレケラしながらもうぎんぎん踊っちゃったよー。もう立派な体格をした短髪の髭面中年2人が(ヴォーカル担当と音出しとキーボード担当)、ちゃらい四つ打ちポップ(曲は粒ぞろい)を大真面目に繰り広げるんだもの。これは、ある種、脳みそとろけそうな手触りを持つ。もともとはハード・コアとピコピコ音を合わせたようなことをやるパウンド・オブ・フレッシュという連中を母体にできたらしい。1曲でシンガーは帽子とサングラスをかけて歌い、それはヴィレッジ・ピープルを意識した? シャレなのかとことん本気なのか判別しかねるが、いやあ妙な、レアなもんに触れちゃったなー。
<今日の、早い買い物>
ぼくはスケジュール帳がわりに、マス目でできているカレンダーを使うのだが、早々に来年のそれを買ってしまった。フリーランスのぼくには関係ないが、来年も連休はそこそこあるなあ。しかし、ハロウィーンぽい飾りの店も目にしたし、まだ寒くはまったくないが、師走にむかっているー。来週からはけっこう、涼しくなるみたいだな。
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