福盛 進也×佐藤浩一
2019年1月5日 音楽 ECMのリーダー録音アーティストであるドラマーの福盛 進也 (2018年1月7日、2018年4月7日)と、清新ピアニストの佐藤 浩一 (2014年10月22日、2016年7月11日、2017年10月27日、2018年1月7日、2018年4月7日、2018年6月4日)のギグを、渋谷・公演通りクラシックスで見る。生音による公演だが、それぞれの楽器には立派なマイクがセッティングされており、録音がなされていた。渋谷・公演通りクラシックス。
まったくのデュオによる実演。フリー・インプロヴィゼーションではなく、きちんと曲を素材に二人が対話しあうという内容を持つ。演奏された曲は二人のオリジナルであったようで、それらはかなりメロディ性を持つ。ときに音がラウドになる曲もあったが、基本はしっとり目に流れていく傾向の曲が多かった。佐藤の演奏から始まり、それに福盛がドラム演奏を加えていくというお膳立ての曲の方が多かったが、福盛の演奏から始まる曲もあり。佐藤は譜面を置いていたが、福盛はなしで悠々、繊細にことにあたった。
ドラムとピアノという楽器をきっちり研鑽した者、そして豊かな歌心をちゃんと持つ即興音楽家だけが分かち合える平地に立っての、飾らない宙に溶ける楽器音の尻尾が綺麗なパフォーマンス。福盛は例によりスティック、ブラシ、マレットを駆使し(この晩は会場そなえつけの、カノウプスを叩いていた)、佐藤は本田珠也(2000年5月9日、2002年9月22日、2003年6月10日、2004年10月13日、2007年12月4日、2011年5月5日、2012年7月16日、2013年7月27日、2015年5月20日、2018年1月19日、2018年4月7日)のICTUS Trioで聞かせる菊地雅章(1999年11月3日(2002年9月22日、2003年6月10日、2004年11月3日、2012年6月24日、2012年6月25日、2012年10月26日、2015年7月8日、2016年6月11日)流れにあるような黄金のほつれ開陳はなしにまっすぐな指使いで対応する。
即興という窓口を見据えた楽器音とともに純度の高い音楽/ミュージシャンシップが送り出されたわけだが、本来同居しづらいストイックさと微笑みが見事に重なり合っていたとも指摘したい。切れ目なしに曲が続けられ、あまりMCをしないのも、ぼくには心地よかった。この後すぐにミュンヘンに帰国する福盛は、2月にもレコーコーディング等で来日することになっているという。
今日は福盛の誕生日とのこと。2セット公演の最後に演奏された曲は、この日に福盛が書いたそうな「バース」という曲。慈しみに満ちた、美曲であった。佐藤のハーモニーのつけ方も冴えていた。
▶︎過去の、福盛 進也
http://43142.diarynote.jp/201801081118162617/
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
▶︎過去の、佐藤浩一
http://43142.diarynote.jp/201410251055118180/
http://43142.diarynote.jp/201607121045394372/
http://43142.diarynote.jp/201711020707155260/
http://43142.diarynote.jp/201801081118162617/
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
https://43142.diarynote.jp/201806060708363548/
▶過去の、本田珠也
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm 菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm 菊地雅章
http://43142.diarynote.jp/200410162306570000/
http://43142.diarynote.jp/200712151621260000/
http://43142.diarynote.jp/201105101010399933/
http://43142.diarynote.jp/201207180824136323/
http://43142.diarynote.jp/201307291053021427/
http://43142.diarynote.jp/201505211022511238/
http://43142.diarynote.jp/201801200930278094/
▶過去の、菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20041103
http://43142.diarynote.jp/201207031322126509/
http://43142.diarynote.jp/201207031323242844/
http://43142.diarynote.jp/201210271744294415/
http://43142.diarynote.jp/201507091044561526/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160611
<今日は、初めての武蔵小杉>
昼間に高校サッカー選手権の準々決勝を見に、川崎市の等々力陸上競技場に行く。この日の最高気温は15度とか言われていたので、ヘタレのぼくは行くことにしたんだけどね。最寄り駅の一つである武蔵小杉駅まで、渋谷から東横線の特急だと15分弱。駅からは、徒歩20分。遠いと思っていたが、都下にある味の素スタジアムよりも行くの楽じゃん。実は同じ敷地内にある等々力アリーナには、1996年にビースティ・ボーイズの公演(リー・ペリー〜2004年8月7日、2007年4月5日〜も同行していたっけ?)を見に言ったことがあったが、そのときは車で行ったから、ちゃんと鉄道使用による行き方を確認することはなかった。
武蔵小杉といえば、今タワー・マンションが乱立していていろんな弊害も指摘されており、なにかと話題(?)の土地。これは興味深いと少し家を早めに出て、等々力陸上競技場に行く前にリサーチ。へえ、よく駅周辺にあれだけビルを建てる土地を確保したな。地上げ屋頑張ったのかなー。もう人工臭ばりばりの街並みがあるが、その横にはかつての細々した風景も残っている。南口には飲み屋が軒を連ねる小道もあった。その対比はすごいな。うーむ、誰の主導で、このドラスティックな街の書き換えがなされているのか。
競技場の道すがらには、高層ビル建設反対みたいな幟を出している家もあり。また、途中には(その人口増加に伴うものか)完成間近の小杉小学校もあり、その外観はお洒落な商業施設のようであった。競技場の手前にはそこそこな広さの神社もあり、競技場奥にはでっかい池があって、釣り堀施設もあった。ほのぼの。
チケットはどこに座っていいものが、当日1500円。チケットの絵柄は、高校時代(?)の乾選手。チケット販売者は高校生であった。さすが、売店ではビールを売っていなかった。外観はそれなりに立派なんだが、川崎フロンターレのホーム・スタジアムでもある等々力陸上競技場は陸上トラックがある駄目スタジアム。増改築を経て妙な雰囲気を少し持っている(ゴール裏は椅子がなく未だ立ち見席だった。まあ、サポーターの向けゆえに、それは合理的かもしれが)が、今Jリーグを2連覇している強豪チームに見合ったスタジアムとは思えない。まあ、それでも、FC東京の味の素スタジアムよりは見やすいとは思うが。かつての親会社であり主要株主の不実(富士通と表記する人もいる)にワープロ“親指シフト”の恨みをもっているため、フロンターレに思いを入れたことはないが、パっと見は悪いチームではないし(少なくても、FC東京よりは……)、これだけスタジアムに来るのが楽なら、今年のACLの国際試合は見に行こうと思った。
2試合を見る。27000人収容とかのスタジアムにはけっこう人が入っていた。15000人ぐらいいたのではないか。高校生応援団はゴール裏ではなく、バックスタンドに位置するんだな。ぼくはそれゆえ、試合の展開はとっても掴みづらくなるが、がらがらのゴール裏のコンクリートにのんびり座って観戦。というのも、そこは陽がさんさんと照らす場所であったから。ほんと暖かくて、コートを脱いでぼくは見ていた。真冬にこんなに陽光を浴びるとは思いもしなかった。それには、大マル。
▶︎過去の、リー“スクラッチ”ペリー
https://43142.diarynote.jp/200408071336510000/
https://43142.diarynote.jp/200704112101130000/
https://43142.diarynote.jp/200806121400260000/
まったくのデュオによる実演。フリー・インプロヴィゼーションではなく、きちんと曲を素材に二人が対話しあうという内容を持つ。演奏された曲は二人のオリジナルであったようで、それらはかなりメロディ性を持つ。ときに音がラウドになる曲もあったが、基本はしっとり目に流れていく傾向の曲が多かった。佐藤の演奏から始まり、それに福盛がドラム演奏を加えていくというお膳立ての曲の方が多かったが、福盛の演奏から始まる曲もあり。佐藤は譜面を置いていたが、福盛はなしで悠々、繊細にことにあたった。
ドラムとピアノという楽器をきっちり研鑽した者、そして豊かな歌心をちゃんと持つ即興音楽家だけが分かち合える平地に立っての、飾らない宙に溶ける楽器音の尻尾が綺麗なパフォーマンス。福盛は例によりスティック、ブラシ、マレットを駆使し(この晩は会場そなえつけの、カノウプスを叩いていた)、佐藤は本田珠也(2000年5月9日、2002年9月22日、2003年6月10日、2004年10月13日、2007年12月4日、2011年5月5日、2012年7月16日、2013年7月27日、2015年5月20日、2018年1月19日、2018年4月7日)のICTUS Trioで聞かせる菊地雅章(1999年11月3日(2002年9月22日、2003年6月10日、2004年11月3日、2012年6月24日、2012年6月25日、2012年10月26日、2015年7月8日、2016年6月11日)流れにあるような黄金のほつれ開陳はなしにまっすぐな指使いで対応する。
即興という窓口を見据えた楽器音とともに純度の高い音楽/ミュージシャンシップが送り出されたわけだが、本来同居しづらいストイックさと微笑みが見事に重なり合っていたとも指摘したい。切れ目なしに曲が続けられ、あまりMCをしないのも、ぼくには心地よかった。この後すぐにミュンヘンに帰国する福盛は、2月にもレコーコーディング等で来日することになっているという。
今日は福盛の誕生日とのこと。2セット公演の最後に演奏された曲は、この日に福盛が書いたそうな「バース」という曲。慈しみに満ちた、美曲であった。佐藤のハーモニーのつけ方も冴えていた。
▶︎過去の、福盛 進也
http://43142.diarynote.jp/201801081118162617/
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▶︎過去の、佐藤浩一
http://43142.diarynote.jp/201410251055118180/
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▶過去の、本田珠也
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm 菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm 菊地雅章
http://43142.diarynote.jp/200410162306570000/
http://43142.diarynote.jp/200712151621260000/
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▶過去の、菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20041103
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<今日は、初めての武蔵小杉>
昼間に高校サッカー選手権の準々決勝を見に、川崎市の等々力陸上競技場に行く。この日の最高気温は15度とか言われていたので、ヘタレのぼくは行くことにしたんだけどね。最寄り駅の一つである武蔵小杉駅まで、渋谷から東横線の特急だと15分弱。駅からは、徒歩20分。遠いと思っていたが、都下にある味の素スタジアムよりも行くの楽じゃん。実は同じ敷地内にある等々力アリーナには、1996年にビースティ・ボーイズの公演(リー・ペリー〜2004年8月7日、2007年4月5日〜も同行していたっけ?)を見に言ったことがあったが、そのときは車で行ったから、ちゃんと鉄道使用による行き方を確認することはなかった。
武蔵小杉といえば、今タワー・マンションが乱立していていろんな弊害も指摘されており、なにかと話題(?)の土地。これは興味深いと少し家を早めに出て、等々力陸上競技場に行く前にリサーチ。へえ、よく駅周辺にあれだけビルを建てる土地を確保したな。地上げ屋頑張ったのかなー。もう人工臭ばりばりの街並みがあるが、その横にはかつての細々した風景も残っている。南口には飲み屋が軒を連ねる小道もあった。その対比はすごいな。うーむ、誰の主導で、このドラスティックな街の書き換えがなされているのか。
競技場の道すがらには、高層ビル建設反対みたいな幟を出している家もあり。また、途中には(その人口増加に伴うものか)完成間近の小杉小学校もあり、その外観はお洒落な商業施設のようであった。競技場の手前にはそこそこな広さの神社もあり、競技場奥にはでっかい池があって、釣り堀施設もあった。ほのぼの。
チケットはどこに座っていいものが、当日1500円。チケットの絵柄は、高校時代(?)の乾選手。チケット販売者は高校生であった。さすが、売店ではビールを売っていなかった。外観はそれなりに立派なんだが、川崎フロンターレのホーム・スタジアムでもある等々力陸上競技場は陸上トラックがある駄目スタジアム。増改築を経て妙な雰囲気を少し持っている(ゴール裏は椅子がなく未だ立ち見席だった。まあ、サポーターの向けゆえに、それは合理的かもしれが)が、今Jリーグを2連覇している強豪チームに見合ったスタジアムとは思えない。まあ、それでも、FC東京の味の素スタジアムよりは見やすいとは思うが。かつての親会社であり主要株主の不実(富士通と表記する人もいる)にワープロ“親指シフト”の恨みをもっているため、フロンターレに思いを入れたことはないが、パっと見は悪いチームではないし(少なくても、FC東京よりは……)、これだけスタジアムに来るのが楽なら、今年のACLの国際試合は見に行こうと思った。
2試合を見る。27000人収容とかのスタジアムにはけっこう人が入っていた。15000人ぐらいいたのではないか。高校生応援団はゴール裏ではなく、バックスタンドに位置するんだな。ぼくはそれゆえ、試合の展開はとっても掴みづらくなるが、がらがらのゴール裏のコンクリートにのんびり座って観戦。というのも、そこは陽がさんさんと照らす場所であったから。ほんと暖かくて、コートを脱いでぼくは見ていた。真冬にこんなに陽光を浴びるとは思いもしなかった。それには、大マル。
▶︎過去の、リー“スクラッチ”ペリー
https://43142.diarynote.jp/200408071336510000/
https://43142.diarynote.jp/200704112101130000/
https://43142.diarynote.jp/200806121400260000/
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