昼前に吉田町を発ち、沼津港で食事をし、富士川サービスエリアで遊び、ゆっくり東京に戻る。海やいろんな景色を見てはわあーいとはしゃぐぼくだが、東名から首都高に入り、ビル群の景色に触れると、それはそれでとても安心感を覚えてしまう。

 夜、代官山・晴れたら空に豆まいてに行く。ぼくが遅れて会場入りしたときは、笹久保伸(2013年8月29日、2014年5月24日、2014年12月12日、2017年2月4日)と同じく秩父を拠点に置くギタリストの清水悠(彼はセミ・アコースッティックのエレクトリック・ギターを弾いていたか)と笹久保のデュオ演奏の終盤。最後の曲は、ブラジル曲「ビリウンバウ」だった。

 そして、2部は、ぺルーのアヤクーチョ出身のシンガーであるイルマ・オスノ(2014年5月24日、2017年9月9日、2017年10月5日)と笹久保のデュオ。最初、オスノはアカペラで歌い、その後笹久保が出てきた後も、金属の鳴り物を手にして歌ったり、10弦(5コース)の小さな弦楽器を弾きながら歌ったりもする。一方の、笹久保はガット・ギター、12弦のアコースティック・ギター、ペルーのチャランゴなどを曲によって持ち替える。こんなに各種弦楽器を使い分ける彼は初めて。今回は、車運搬をしてくれる人がいたおかげで、それは可能になったとのこと。

 なんにせよ、編成が最低限の二人だったためもあり、けっこうオスノの素の歌唱表現に触れられたと思えたか。彼女の日本語MCはうまくなっいるし、聡明な人なんだろうと思う。ぼくは笹久保の(その興味深い人間性を映すような)MCのファンだが、彼女と彼の掛け合いも面白い。この晩うたった歌は、けっこう艶っぽい内容のものが多かったようだ。

▶過去の、笹久保伸
http://43142.diarynote.jp/201309021134211584/
http://43142.diarynote.jp/201405271717357738/
http://43142.diarynote.jp/201412281015581474/
http://43142.diarynote.jp/201702081153548285/
http://43142.diarynote.jp/201710061415044353/
▶︎イルマ・オスノ
http://43142.diarynote.jp/201405271717357738/
http://43142.diarynote.jp/201709110844473913/

<今日の、適材適所?>
 この晩に弾いた12弦ギターはボディのっでかい米ギルド社のもの。彼のMCによれば、突然知らない人からあげますと連絡があり、いただいたのだという。それまでは、池袋で5000円で買った12弦ギターで録音していたそう。その“いい人”をライヴに誘ったら、遠慮されてしまったとか。ドンマイ。

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