歌えるR&B歌手を見る。何年か前にソウル・バーで会ったことがありその存在を知ったんだけど、やっと彼女のことを見ることができた。渋谷・Bar Rhodes(あれ、ステージの横にだされていたスペルは薔薇だったような?)、桜ヶ丘の付け根のほうにこんなハコがあるとは知らなかった。ちゃんと料理をサーヴする店で、レストランがライヴも提供するようになったという経緯を持つのかな。ヴィンテージのフェンダー・ローズを常設しているお店のよう。
地声がデカく、濃い。非論理的な言い方になるが、それだけで歌う事への情熱や黒人音楽愛がまっすぐに表れる。それは、見事に武器だ。歌うのは、R&Bやブルース曲やそれに準ずるオリジナル曲。英語だろうと日本語だろうと、落差なく力量はたっぷり伝わる。フィーリング、ちゃんとしているよね。
また、感心したのは、そこから浮き上がる知識の豊富さ。たとえば、セカンド・ラインのオリジナル曲に続けて、アラン・トゥーサン(2006年5月31日、2006年6月1日、2007年10月21日、2009年5月29日、2011年1月10日、2012年10月15日、2013年10月22日、2015年1月21日)作曲のザ・ポインターズ・シスターズの1973年ヒット曲「イエス・ウィ・キャン・キャン」をつなげる。また、時節がら最後は、虚脱ブルースの大家であるチャールズ・ブラウンの「メリー・クリスマス・ベイビー」をチャック・ブラウン(2010年3月18日)のヴァージョンを意識してやったり、うれしい所作はいろいろ。曲のエンディングのところでは饒舌に歌い込む場合もあるが、それはもろにゴスペル流儀の正統な咀嚼。いろいろ、うなずいちゃうよなあ。
バンドは、キーボードの中道勝彦、ギターの荻原亮 、ベースの江口弘史(2008年9月11日)、ドラムの白根佳尚(2017年3月29日)。とっても、良いバンド。ギタリストはアリサ・フランクリンのブルース曲「ドクター・フィールグッド(ラヴ・イズ・ア・シリアス・ビジネス)」の際はピック弾きをやめて手弾き(それが、ブルース本道の流儀なり)にて演奏。皆さん、そういう機微を抱えつつ、きっちりバンドの音で菅波をもり立てていた。
▶過去の、アラン・トゥーサン
http://43142.diarynote.jp/200606071933120000/
http://43142.diarynote.jp/200606071936190000/
http://43142.diarynote.jp/200710221206190000/
http://43142.diarynote.jp/200906051614524790/
http://43142.diarynote.jp/201101111202336229/
http://43142.diarynote.jp/201210201217291727/
http://43142.diarynote.jp/201310241000242214/
http://43142.diarynote.jp/201501220923108418/
▶︎過去の、チャック・ブラウン
http://43142.diarynote.jp/201003201059063030/
▶︎過去の、江口弘史
http://43142.diarynote.jp/200809160030188727/
▶︎過去の、白根佳尚
http://43142.diarynote.jp/201704031056083140/
<今日から、師走>
極月に、ついに突入。少し、あ〜あ、であります。昨日、表参道のイルミネーションが本格的に稼働していて、奇麗だった。それ、一時はやった青色ではなく、普通の色のそれ。それがいいナと思えた。さて、今年はどれほど、“はったり夜景”を目にするのか?
地声がデカく、濃い。非論理的な言い方になるが、それだけで歌う事への情熱や黒人音楽愛がまっすぐに表れる。それは、見事に武器だ。歌うのは、R&Bやブルース曲やそれに準ずるオリジナル曲。英語だろうと日本語だろうと、落差なく力量はたっぷり伝わる。フィーリング、ちゃんとしているよね。
また、感心したのは、そこから浮き上がる知識の豊富さ。たとえば、セカンド・ラインのオリジナル曲に続けて、アラン・トゥーサン(2006年5月31日、2006年6月1日、2007年10月21日、2009年5月29日、2011年1月10日、2012年10月15日、2013年10月22日、2015年1月21日)作曲のザ・ポインターズ・シスターズの1973年ヒット曲「イエス・ウィ・キャン・キャン」をつなげる。また、時節がら最後は、虚脱ブルースの大家であるチャールズ・ブラウンの「メリー・クリスマス・ベイビー」をチャック・ブラウン(2010年3月18日)のヴァージョンを意識してやったり、うれしい所作はいろいろ。曲のエンディングのところでは饒舌に歌い込む場合もあるが、それはもろにゴスペル流儀の正統な咀嚼。いろいろ、うなずいちゃうよなあ。
バンドは、キーボードの中道勝彦、ギターの荻原亮 、ベースの江口弘史(2008年9月11日)、ドラムの白根佳尚(2017年3月29日)。とっても、良いバンド。ギタリストはアリサ・フランクリンのブルース曲「ドクター・フィールグッド(ラヴ・イズ・ア・シリアス・ビジネス)」の際はピック弾きをやめて手弾き(それが、ブルース本道の流儀なり)にて演奏。皆さん、そういう機微を抱えつつ、きっちりバンドの音で菅波をもり立てていた。
▶過去の、アラン・トゥーサン
http://43142.diarynote.jp/200606071933120000/
http://43142.diarynote.jp/200606071936190000/
http://43142.diarynote.jp/200710221206190000/
http://43142.diarynote.jp/200906051614524790/
http://43142.diarynote.jp/201101111202336229/
http://43142.diarynote.jp/201210201217291727/
http://43142.diarynote.jp/201310241000242214/
http://43142.diarynote.jp/201501220923108418/
▶︎過去の、チャック・ブラウン
http://43142.diarynote.jp/201003201059063030/
▶︎過去の、江口弘史
http://43142.diarynote.jp/200809160030188727/
▶︎過去の、白根佳尚
http://43142.diarynote.jp/201704031056083140/
<今日から、師走>
極月に、ついに突入。少し、あ〜あ、であります。昨日、表参道のイルミネーションが本格的に稼働していて、奇麗だった。それ、一時はやった青色ではなく、普通の色のそれ。それがいいナと思えた。さて、今年はどれほど、“はったり夜景”を目にするのか?
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