アニマル・コレクティヴ、クリア・ブレッケン
2008年3月18日 NYをベースとする、実験性あふれるロック・バンド。うわあ、びっくり。感動。たぶん、今年一番のロック公演になるんじゃないかな。
ステージに出てきたのは3人。あれ、彼らって4人組じゃなかったの? で、3人はそれぞれ機械を操る。あれれえ、彼らってもっとローファイ的なこともしていたはずだが。でも、音に触れ、すぐにそんな事どうでもよくなっちゃった。基本、機械仕掛けの電気的サウンドに、訴求力ある歌が乗る。うわ、それじゃ、実のある説明になんもなってないじゃん。とにかく、聞きながら、例えとなるバンド名を出すのが困難、オレはとってもオリジナルなライヴ音を聞いているという手応えを得っぱなし。一人はターンテーブルも扱い(たぶん。後ろで見てたから、よく確認できず)、もう一人はオペレイトと打楽器を担当し、もう一人は主に歌。彼はギターを持って歌うときもある。とにかく、音の重なりが独創的かつ実に有機的。どんどんサウンドは加速度を増し、潮の満ち引きのように様相をかえ、そこにちゃんとした歌心ある肉声が乗る。歌自体はそのまま、生ギターの弾き語りでやっても上質なものとして通用するだろうクォリティを持つ。……完璧。すごすぎ。“機械を経由する、人間が存在する現代ロック”ということでは、ビョーク(2008年2月22日)の行き方なんかとも重なるが、今なら間違いなく、彼らの方がフレッシュで魅力的。うーん、素晴らしすぎる! なんだかんだ2時間近くやったんではないかと思うが、ぼくは息を飲みながら接した。なにかと煮詰まり気味というか、レトロな音が持て果たされるロック界だが、まだまだ新しい行き方、出口はあるのだと痛感させてくれたパフォーマンス。力が湧きました。
恵比寿・リキッドルーム。最初にアニマル・コレクティフの一人と夫婦だという、アイスランドのバンドであるムームにいたことがあるというクリア・ブレッケン(と、読むのかな)のソロ・パフォーマンス。その二人は共作名義で昨年『Pullhair Rubeye』という迷宮作を出していますね。彼女は生ギター(に、エフェクトをかます)やキーボードを弾きながら、ぶりっ子ヴォイスで歌う。けっこう、機械音を噛ましもする。ときにはかなげで、コワレた感じもありの、不思議の国のアタシ……。別に悪いモノではないが、立って、後ろから見るものではないな。
ステージに出てきたのは3人。あれ、彼らって4人組じゃなかったの? で、3人はそれぞれ機械を操る。あれれえ、彼らってもっとローファイ的なこともしていたはずだが。でも、音に触れ、すぐにそんな事どうでもよくなっちゃった。基本、機械仕掛けの電気的サウンドに、訴求力ある歌が乗る。うわ、それじゃ、実のある説明になんもなってないじゃん。とにかく、聞きながら、例えとなるバンド名を出すのが困難、オレはとってもオリジナルなライヴ音を聞いているという手応えを得っぱなし。一人はターンテーブルも扱い(たぶん。後ろで見てたから、よく確認できず)、もう一人はオペレイトと打楽器を担当し、もう一人は主に歌。彼はギターを持って歌うときもある。とにかく、音の重なりが独創的かつ実に有機的。どんどんサウンドは加速度を増し、潮の満ち引きのように様相をかえ、そこにちゃんとした歌心ある肉声が乗る。歌自体はそのまま、生ギターの弾き語りでやっても上質なものとして通用するだろうクォリティを持つ。……完璧。すごすぎ。“機械を経由する、人間が存在する現代ロック”ということでは、ビョーク(2008年2月22日)の行き方なんかとも重なるが、今なら間違いなく、彼らの方がフレッシュで魅力的。うーん、素晴らしすぎる! なんだかんだ2時間近くやったんではないかと思うが、ぼくは息を飲みながら接した。なにかと煮詰まり気味というか、レトロな音が持て果たされるロック界だが、まだまだ新しい行き方、出口はあるのだと痛感させてくれたパフォーマンス。力が湧きました。
恵比寿・リキッドルーム。最初にアニマル・コレクティフの一人と夫婦だという、アイスランドのバンドであるムームにいたことがあるというクリア・ブレッケン(と、読むのかな)のソロ・パフォーマンス。その二人は共作名義で昨年『Pullhair Rubeye』という迷宮作を出していますね。彼女は生ギター(に、エフェクトをかます)やキーボードを弾きながら、ぶりっ子ヴォイスで歌う。けっこう、機械音を噛ましもする。ときにはかなげで、コワレた感じもありの、不思議の国のアタシ……。別に悪いモノではないが、立って、後ろから見るものではないな。
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