ジェイミー・カラム

2004年1月28日
 英国でかなり売れているそうな、20代前半のジャズ系のシ
ンガー/ピアニスト。ショーケース・ライヴ、原宿・ブルー
・ジェイ・ウェイ。ユニヴァーサルが大枚叩いて獲得したと
いう触れ込みだが、その前の作品をぼくはそこそこ気にいっ
ていた。長くないながら、白人の縦ベース奏者、ドラマーを
連れてきてのパフォーマンス。あらら、小さな人なのね。な
るほど、そこそこ達者な指裁きのもと、甘ったれた顔に似合
わない太い声で歌う。かなりエンターティンメント性も追求
しようとしてもいるが、それはジャズ・ヴォーカル/ポピュ
ラー・ヴォーカル系の歴史を見てもそれほど突飛なことでは
ない。突然ピアノを弾くのをやめ、立って客席側によりアピ
ールする感じで歌ったり。また、椅子に立って、足で鍵盤を
踏み、アクセント音を出したりとか、やんちゃな、ときに臭
いと思わせる(おばさんたちが歓びそうな)行き方も随所に
折り込む。ときには、ベン・フォールズ・ファイヴにちょっ
とかするところもあるか。ロック系プロモーターの人も複数
来ていて、夏のフェスあたりに出演する可能性もあり?

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