ダニエル・ジョンストン
2010年2月9日 音楽 一般的な正がすべてではない。。。。。。。。。61年生まれの米国人シンガー・ソングライター、ダニエル・ジョンストンはまさにそんなことを思わせる人。04年に出たトリビュート作にはベック(2009年3月24日、他)やザ・フレイミング・リップス(2006年8月12日、他)らいろんな人たちが参加し、ニルヴァーナの故カート・コベインもファンであったなど、文字通りのミュージシャンズ・ミュージシャンでもあるわけだが、久しぶりの来日公演となったこの日は早々にソールド・アウトであることが伝えられていた。場は、ラフォーレミュージアム原宿。普段は椅子付きで公演が行われることが多い会場だが、この日はスタンディングにて。
精神的な問題で入退院を繰り返していたなどとも過去言われているジョンストンだが、彼のサイトを見るとびっくりするほどツアー・スケジュールが組まれていて、この晩も機嫌良さそうな感じで登場。太っていて、外見はけっこうほのぼのとしている。そして、あまりいい音が出ない小さな電気ギターを手にし、か細い高めの声で歌いだす。歌もギターも心もとない。が、その不安定さが味というか、聞き手はそれこそがジョンストンの音楽だと、その“ほつれ”込みで表現を受け取る。客の反応はかなり温かく、ときに熱い。これが、無名の知らない人だったら、果たしてぼくは賛同できるのかとふと思いもしたけど、とにかく、その半端な歌と演奏の総体はするりと聞く者のなかに入ってきて、おおいに覚醒する。味あるナ、なんかいいゾと思えてしまう。やっぱ、ポピュラー・ミュージックのポイントなんて、いろいろですね。
ともあれ、間違いなく言えるのは、曲がいい、ということ。だからこその訴求力なのだとも感じる。途中、2曲はピアノの弾き語り。そう思う人は少なくないはずだが、ぼくはピアノを弾きながら歌うほうが好き。もう少し聞きたかった。
5分ほどの休憩を挟んで、数曲は友人のギタリストのバックで、さらに歌う。歌に力がもう少し入ったかな? ザ・ビートルズの「悲しみをぶっとばせ」やジョン・レノンの「ソリューション」も披露。彼の原点には、そういう存在があるのか。アンコールが終わり場内照明がついたあとにも、熱心な拍手に促されて、彼はもう一度登場した。
会場ではT-シャツとともに、イラストを描く事でも知られる彼の絵も販売していた。スケッチブックに軽い感じで描いたもので、それを1枚づつバラにしていて、1枚3.000円。その値段だったら買ってもいいよな。が、それに気付いたときは残り1枚で、それも売れた。本当にぼくは注意力がかけている(変なことには、良く気付いたりもするんだけどね)。
追記;販売していたのは、コピーというはなしも。
精神的な問題で入退院を繰り返していたなどとも過去言われているジョンストンだが、彼のサイトを見るとびっくりするほどツアー・スケジュールが組まれていて、この晩も機嫌良さそうな感じで登場。太っていて、外見はけっこうほのぼのとしている。そして、あまりいい音が出ない小さな電気ギターを手にし、か細い高めの声で歌いだす。歌もギターも心もとない。が、その不安定さが味というか、聞き手はそれこそがジョンストンの音楽だと、その“ほつれ”込みで表現を受け取る。客の反応はかなり温かく、ときに熱い。これが、無名の知らない人だったら、果たしてぼくは賛同できるのかとふと思いもしたけど、とにかく、その半端な歌と演奏の総体はするりと聞く者のなかに入ってきて、おおいに覚醒する。味あるナ、なんかいいゾと思えてしまう。やっぱ、ポピュラー・ミュージックのポイントなんて、いろいろですね。
ともあれ、間違いなく言えるのは、曲がいい、ということ。だからこその訴求力なのだとも感じる。途中、2曲はピアノの弾き語り。そう思う人は少なくないはずだが、ぼくはピアノを弾きながら歌うほうが好き。もう少し聞きたかった。
5分ほどの休憩を挟んで、数曲は友人のギタリストのバックで、さらに歌う。歌に力がもう少し入ったかな? ザ・ビートルズの「悲しみをぶっとばせ」やジョン・レノンの「ソリューション」も披露。彼の原点には、そういう存在があるのか。アンコールが終わり場内照明がついたあとにも、熱心な拍手に促されて、彼はもう一度登場した。
会場ではT-シャツとともに、イラストを描く事でも知られる彼の絵も販売していた。スケッチブックに軽い感じで描いたもので、それを1枚づつバラにしていて、1枚3.000円。その値段だったら買ってもいいよな。が、それに気付いたときは残り1枚で、それも売れた。本当にぼくは注意力がかけている(変なことには、良く気付いたりもするんだけどね)。
追記;販売していたのは、コピーというはなしも。
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